何故、そこに投げた!? 今永昇太の“想定外の魔球”にイライラ「これは打てない」 意表突かれた怪物打者が“三振バット投げ”「さすが今永先生」
2025年5月1日(木)22時45分 ABEMA TIMES

【MLB】パイレーツ0−9カブス(4月29日・日本時間4月30日)
4月29日(日本時間4月30日)に行われたピッツバーグ・パイレーツ対シカゴ・カブスの一戦でカブス・今永昇太が、魔球スプリットで奪った三振が話題となっている。
0-0の同点で迎えたこの試合の3回裏・パイレーツの攻撃、2死一塁の場面で打席に立った1番オニール・クルーズに対して今永は、外角いっぱいの縦のラインを上手く使いながら、速球とスイーパーを出し入れしてカウント2-1とすると、続く4球目は、外角低めへと沈むスプリット。ホームベースの直前で微妙に変化し、バットをかわすような軌道となったこの1球で空振りを奪うと、勝負の5球目は、それまでの外攻めから一転、“まさか”の内角高めいっぱいのところへと投じるスプリット。意表を突かれる形となったのか、これをやや強引に振りにいったクルーズは空振り。するとクルーズは、この三振がよほど意にそぐわない形でのものだったのか、打席を出るなりバットとヘルメットを放り投げることとなった。打者心理をよくわかった上で、絶妙な配球と優れた制球でいとも簡単に三振を奪う今永に、ネット上からは「さすが今永先生」「これは打てない」「まさかのインハイへのスプリットw」「意表突かれた」「これぞ配球の妙」「落ち着いてるな」「そらキレる」といった様々な反響が巻き起こることに。
今永といえば、抜群のコントロールに加え、昨季も“試していない変化球”の存在について示唆するなど、知る人ぞ知る“魔球使い系”の投手。そうした意味でいえば、低めへ投じた落ち球ではなく、“高めの落ち球”で奪ったこの三振は、ある意味、そんな今永らしい奪三振シーンであったといえそうだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)