【2世選手が振り返る】亜大・小池祐吏内野手 夢のドラフト1位へ「タイトルを獲りたい」
2025年5月5日(月)5時30分 スポーツニッポン
きょう5日は「こどもの日」。プロ、アマチュア球界で活躍する、父にプロ野球選手を持つ「2世選手」たちが、少年時代の思い出や夢などを振り返り、父への感謝や今後への決意を語った。
【亜大・小池祐吏内野手】
亜大・小池祐吏内野手(3年)には忘れられない試合がある。「あのお父さんの姿を見て自分もプロ野球選手になりたいと思いました」
13年10月8日。DeNAの父・正晃氏(現中日・2軍打撃統括コーチ)は現役最終試合で2本のアーチを描き華々しく引退。当時は小学3年生で「いい場面で打ったら記憶にも残るし、指導者の信頼も得られる。そういうバッターになりたいなと思ってます」と今も父の背中を追う。
東海大菅生3年時にはプロ志望届を提出するか迷った。父から「自分で悩んで、周りに流されずに自分の気持ちで決めなさい」と言葉をかけられ、ドラフト1位を目標に設定。「上を目指すなら厳しい環境でプレーしたい」と自らの意思で亜大への進学を決めた。
今春リーグ戦からレギュラーに定着。6試合で2本塁打6打点と父譲りの勝負強さで、首位を走るチームをけん引する。「今年はタイトルを獲りたいです」と力強く語った。タイトル獲得、リーグ優勝の先に父と同じプロの舞台を見据える。 (小林 伊織)