【2世選手が振り返る】オリックス・太田椋内野手 親子鷹で共闘、今も父・暁氏を尊敬

2025年5月5日(月)5時30分 スポーツニッポン

 きょう5日は「こどもの日」。プロ、アマチュア球界で活躍する、父にプロ野球選手を持つ「2世選手」たちが、少年時代の思い出や夢などを振り返り、父への感謝や今後への決意を語った。オリックス・太田椋内野手(24)は現在打率.397で、両リーグトップを快走するブレークを果たした。近鉄で内野手としてプレーした父・暁氏(54)は、現在は打撃投手として活躍を支えている。

 父・暁さん(54)は88年ドラフト6位で近鉄に入団し、96年限りで引退後もスタッフとしてチームに残った。04年の球団統合後も現在までオリックスで打撃投手を務めており、01年生まれの太田が野球に興味を持つのも自然の流れだった。

 「よく京セラドームに試合を見に行きましたし、テレビでもよく見ていました。お兄ちゃんがあまり野球を見ないので、リビングのテレビでは野球をつけないんです。僕一人だけ自分の部屋で野球を見ていましたね」

 年末に恒例だった家族旅行が、幼少期の父との一番の思い出だ。「元選手で、今もそのプロ野球の仕事に携わっているのは純粋に凄い」と親子鷹で共闘する今でも尊敬の念を抱く。「やっぱり打ったら楽しいので、それが一番」と純粋に白球を追った少年時代を振り返り、今の子供たちには「野球に限らず、自分が楽しめる、やりたいことを見つけることが一番大切」とエールを送った。

 高卒7年目を迎えた今季は、4日時点でリーグトップの打率.397を記録。4月は39安打の球団右打者月間記録に並んだ。3月の侍ジャパンにも選出されるなど、いよいよ頭角を現した24歳は「まだまだ子供たちに覚えてもらっていないと思うので。オリックスといえば太田椋と言われるくらいに、憧れを持ってもらえるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。 (阪井 日向)

スポーツニッポン

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