「特別な思いがあるんでしょう」ドジャース指揮官 大谷翔平“伝説の地”で9号&盗塁に「驚きません」
2025年5月6日(火)11時38分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース7—4マーリンズ(2025年5月5日 マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、2試合ぶりの9号を放つなど4打数1安打2打点でチームの勝利に貢献した。
5回、キム・ヘソンが左前打を放ってメジャー初安打を記録すると、二盗にも成功。無死二塁の好機で打席に入った大谷は、相手先発・アルカンタラの97・7マイル(約157・2キロ)の直球を完璧に捉え、本塁打では今季メジャー最速となる打球速度117・9マイル(約189・7キロ)の弾丸ライナーを右翼にある自軍ブルペンに突き刺さした。本塁打は3日(同4日)のブレーブス戦で放って以来、2試合ぶりとなった。
ダイヤモンドを一周後、ベンチに戻ると、キム・ヘソンのヘルメットを抱え頭をポンポン。自身のホームランよりも後輩の初安打に大喜びした。
この日から敵地での10連戦2カード目がスタート。マーリンズの本拠である「ローンデポ・パーク」は大谷にとって、2023年春のWBCで世界一、さらに昨季、メジャー史上初の「50—50(50本塁打、50盗塁)」の偉業を達成した。“伝説の地”で躍動し、勝利をもたらした。
試合後、ロバーツ監督は「50—50」を達成した思い出の球場で盗塁、本塁打を放った大谷の活躍に驚いたかと問われ「いや、驚きませんでしたよ」ときっぱり。「彼はWBCもここで優勝しているし、この球場には特別な思いがあるんでしょう」と語った