【ラグビー】サクラセブンズ兼松HC「進化が見せられた」大躍進の今季、世界最高峰の大会で7位
2025年5月6日(火)19時15分 スポーツニッポン
ラグビー7人制女子日本代表(サクラセブンズ)が6日「HSBC SVNS 2025 ワールドチャンピオンシップ ロサンゼルス大会」を終えて羽田空港に帰国した。
上位8チームで年間王者を争う世界最高峰の大会に初出場。プール戦ではカナダ、ニュージーランド、英国に3連敗も、最後の順位決定戦でフランスを破って7位で大会を終えた。総合3位の強豪国で、今季一度も勝ったことがなかったフランスから初勝利。兼松由香ヘッドコーチ(HC、42)は「自分たちのラグビーが通用した。フランスにも勝てるというマインドで次のシーズンを迎えられる」と希望を口にした。
2月下旬の同シリーズ第4戦バンクーバー大会で史上初のベスト4入りを果たすなど躍進を遂げた今季。兼松HCは「順調に成績が上がってきた。目標を一つずつクリアしてくれて、進化が見せられたシーズンだった」と振り返った。
今季は主将を大会ごとに替えて計10人が経験。今大会で主将を務めた田中笑伊(25=ながとブルーエンジェルス)も含めこれまで主将を経験したことがなかった者が多かった。「リーダーシップを発揮することで一皮むけて新しい一面を見ることができた」と指揮官。次々に交代していくことで「今度は主将をどうサポートしていくかという視点も持てた。主将を経験したことでよりチームのことを考えて行動できるようになったと感じています」と相乗効果の狙いを明かした。