ドジャース・大谷 大喜びの予想は本塁打予想ゲーム ボールはブルペンの自軍スタッフがキャッチ

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　◇ナ・リーグ　ドジャース7—4マーリンズ（2025年5月5日　マイアミ）

　【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月から大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回はブルペンの盛り上がりにも注目した。

　あの喜びようには、理由があった。ドジャースのフィジカルセラピストのジョナサン・アーブ氏は右手にグラブを付け、右翼の自軍ブルペンに飛んだ大谷の9号2ランをダイレクトキャッチした。

　別のスタッフに背中から抱きつかれながら両手を突き上げ、真っ赤な顔で何度もジャンプ。最後は両手を真下に突き出すマッスルポーズで吠えて、歓喜した。

　実はブルペンの救援陣やスタッフは毎年、試合中に味方の本塁打を予想する「コールショット」というゲームに興じている。1試合に一度だけ予想でき、当たれば1ポイント。また、その予想した本塁打球をキャッチすれば5ポイントを獲得できる。球団中継局「スポーツネットLA」のリポーター、キルステン・ワトソンさんによれば、なんとアーブ氏は「大谷の本塁打球をキャッチする」と事前に宣言していたという。大谷も試合後に自身のSNSに「泣き笑い」の絵文字とともにその動画を投稿するほどの“奇跡の有言実行”だった。

　尚、このゲームに商品や賞金はなく、23年の優勝者のフィリップスは「“俺がベストだ”とみんなに自慢できるだけ」と笑い、ベシアは「大谷はどの球場でも、どの方向にも本塁打を打つことができるから、いつでも本塁打をキャッチできるチャンスがある」と言う。24年の優勝者はブルペン捕手のフランシスコ・ヘレラ氏。大谷らドジャースナインが本塁打を打った際、ブルペンの盛り上がりにも注目だ。