ニッサンFEチームがレトロ風ゲームを初リリース。8ビットビジュアルの東京を最新EVマシンが爆走!
2025年5月8日(木)17時23分 AUTOSPORT web

日産自動車は5月8日、ニッサン・フォーミュラEチームとしてABB FIAフォーミュラE世界選手権(FE)に参戦する同チームが、EVレースゲーム『NISMO Electric Racer Tokyo(ニスモ・エレクトリック・レーサー東京)』をリリースしたと発表した。
ニッサン・フォーミュラEチームが初めてリリースしたこのレトロ風のアーケードゲームは、今月17〜18日にフォーミュラE“シーズン11”のシリーズ戦である『東京E-Prix』が同チームの“ホーム”で開催されることを記念して制作されたもの。開発にはイラストレーターの吉田健太郎氏が携わった。
シドニーを拠点にアーティスト活動を行う吉田氏は、パステル調のスタイルや大胆なラインワーク、ユニークなキャラクターで知られるイラストレーター。『NISMO Electric Racer Tokyo』は同氏にとってゲーム界での初めてのチャレンジとなった。吉田氏の独特なスタイルは、桜をテーマにした既存デザインを再構築した特別版の車両デザインにも反映され、同リバリーは5月14日(水)に横浜の日産グローバル本社で行われるプレスカンファレンスで発表される予定だ。
8日にリリースされ、パソコンやモバイル端末でプレイできる『NISMO Electric Racer Tokyo』は、東京の街並みが再現されると同時に、日本の象徴的なゲーム文化を称えるものとなっている。注目すべきは、1990年代のクラシックアーケードゲームを彷彿とさせる8bitのビジュアルスタイルで制作されている点だ。プレイヤーは、富士山や桜の木が描かれた東京の街並みを、最高速度322km/hのニッサンFEマシンで走行し、その走行距離を競うなかでフォーミュラEの興奮を体験することができる。
ゲーム内ではニッサンチームのドライバーであり、現在チャンピオンシップをリードしているオリバー・ローランドとチームメイトのノーマン・ナトが最高得点獲得を目標に参戦しており、ファンはプロドライバーに挑戦し自分のスコアをリーダーボードに投稿することが可能となっている。
「私たちは昨年に続き開催される東京のホームE-Prixを非常に楽しみにしている」と語るのは、ニッサン・フォーミュラEのバイスプレジデント兼同チームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペ。
「このレースは、私たちのチームにとって特別な瞬間であり、私たちのアイデンティティの根底にある日本の文化を祝う機会でもあるんだ。『NISMO Electric Racer Tokyo』は、サーキットで感じる活気を表現し、また世界的に有名な日本のゲーム文化を称えている。東京E-Prixの週末はサーキット上でもそれ以外の場でも、興奮を提供できると確信している」
●ニスモ・エレクトリック・レーサー東京(NISMO Electric Racer Tokyo):https://nismoelectricracer.com/