箱根駅伝優勝アンカーの青学大・小河原陽琉が2部1500Mで決勝進出 関東学生対校

2025年5月8日(木)15時2分 スポーツ報知

関東学生対抗選手権の男子1500メートル予選での青学大・小河原陽琉(カメラ・手島 莉子)

◆陸上 関東学生対校選手権第1日(8日、相模原ギオンスタジアム)

 男子2部1500メートル予選が行われ、今年1月の第101回箱根駅伝(1月2、3日)で2年連続8度目の優勝を果たした青学大のアンカー小河原陽琉(2年)は第2組で3分54秒48で2位となり、9日の決勝に進出した。23キロの10区で区間賞を獲得した小河原は1500メートルでもスピードを発揮した。

 今年の箱根駅伝で1年生ながら優勝のゴールテープを切った小河原は今季、自他ともに認める主力選手。「3月下旬に右大腿(だいたい)骨を疲労骨折し、2週間、練習を休みましたが、その後、順調です。明日の決勝は表彰台(3位以内)を目指します。その後は日本選手権(7月)の5000メートルに出られるように参加標準記録(13分38秒00)を突破したい」とトラックシーズンに向けて意欲的に話した。

 秋からの駅伝シーズンに向けても意欲十分。「僕は青学大の主力選手と思っているので、3大駅伝すべて走りたい」と小河原は話した。原晋監督(58)も「箱根駅伝で小河原は1区候補です。今年のようなハイペースの展開になっても対応できる力があります」と信頼を寄せる。

 今春、4区区間賞の太田蒼生や5区区間賞の若林宏樹ら強力な選手が卒業。今季の青学大で、小河原は、エースで主将の黒田朝日(4年)に続く主力選手として期待される。

 青学大は第1組の椙山一颯(いぶき、1年)、第3組の熊井渓人(3年)も予選を通過した。

 関東学生陸上競技連盟が主催する関東学生対校(通称、関東インカレ)は1919年に第1回大会が行われ、今年が第104回。1920年に始まり、今年1月に第101回大会が行われた同連盟主催の箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で総得点を競う。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年に入れ替わる。女子はすべての大学が1部、大学院生が2部で入れ替えはない。

 関東の学生長距離ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶ上半期のビッグイベント。男子の1部と2部は短距離、フィールド種目を含めた総合力で決まるため、今年1月の箱根駅伝優勝の青学大、同2位の駒大、同3位の国学院大など駅伝をメインに強化している大学は2部。そのため、長距離種目においては1部と2部は実力差はない。

スポーツ報知

「箱根駅伝」をもっと詳しく

「箱根駅伝」のニュース

「箱根駅伝」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ