阪神・藤川監督 6失点KOの門別に苦言 ボール先行に「逃げていたので若いなというところ」

2025年5月8日(木)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神4—6巨人(2025年5月7日 東京D)

 プロ初勝利を挙げた地で苦しんだ。阪神・門別は序盤から巨人打線につかまり、3回2/3を6安打6失点で降板。2連勝中、東京ドームでは開幕5連勝中のチームの勢いに乗っての快投とはいかなかった。

 「別に悪くなかったんですけど、カウント負けして。自分から苦しんでいる展開が多かった。そこが全てかなと思います」

 初回からつまずいた。1死二塁から若林に2ボール1ストライクから投じたフォークを仕留められ、左越えの先制2ランを被弾。2、3回は無失点に抑えたものの、同点の4回に再び試練が待っていた。吉川、甲斐と簡単に2死を奪いながらヘルナンデスに左前打、坂本には左翼への適時二塁打を浴びて勝ち越し点を献上。一、二塁からは投手の山崎に左前に運ばれて満塁とされ、泉口にも左前2点適時打を許したところで交代を告げられた。

 「ピッチャーに打たれているようでは、まだまだだと思うので。それ以外、言うことはないです」

 4月6日の対戦でプロ初勝利を挙げた東京ドームのマウンド。連勝を狙ったが、苦しい投球。今季2敗目となった20歳左腕について、試合後の藤川監督の言葉には厳しさがにじんだ。

 「初回に本塁打を打たれて、その後、2ボールとか逃げていたので若いなというところは感じますね。ボールボール、ボールボール、と逃げているようには見えたので」

 先制されてから、ボールが先行する場面が増えた背番号30が、この日ばかりは、指揮官の目には弱腰に映ったのかもしれない。4試合連続で白星から遠ざかっている門別の次回登板について、「状態を含めてね。(試合のない)明日もありますからね。考えます」と明言はしなかった。

 次代のエース候補と期待される逸材。苦い経験を進化につなげ、リベンジの時を待つ。(遠藤 礼)

スポーツニッポン

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