【リーグワン】埼玉「STAY ON」で首位突破へ 竹山晃暉はトライ王にも望み「役割果たせば自然と」

2025年5月8日(木)17時33分 スポーツニッポン

 ラグビー・リーグワン1部の埼玉は8日、埼玉県熊谷市のグラウンドで全体練習を行い、最終節・東京SG戦(10日、熊谷)の登録メンバー23人を発表した。

 WTB竹山晃暉(28)は、4月26日のBR東京戦で脳振とうを起こしたため今月3日の東京ベイ戦はメンバーから外れていたが2試合ぶりに先発復帰。この日の練習でも元気な姿を見せ「もう大丈夫です。何の問題もなくプレーできるので心配ないです」と話した。

 3日に行われた東京ベイとの首位攻防戦は、終了間際に追いつかれて引き分け。その反省を踏まえ、チームは「STAY ON」を次戦のテーマに掲げている。竹山は「スイッチが切れると相手にチャンスを与えてしまう。スイッチONの状態を保ち続けること」とその意味を説明し、最後まで集中を切らさないことを誓った。

 竹山は今季のトライ数が14で現在2位。BL東京のWTBジョネ・ナイカブラ(31)が15トライで1位だが、最終節・横浜戦には出場しないため竹山が逆転する可能性も十分にある。個人タイトルについては「トライにフォーカスは置いていない。自分の役割を果たせばトライは自然とついてくる」とそれほど意識していない様子だったが「最後まで持っていくところは徹底している。(東京SG戦は)対面がチェスリン・コルビなので、トライは奪いたいと思っている」と気合を込めた。

 チームは現在2位だが、首位のBL東京と勝ち点では66で並んでおり勝数でわずかに下回っている状況。3位の東京ベイとは勝ち点2差つけており、10日の東京SG戦に勝てば2位以内が確定する。また、BL東京の結果次第だが首位突破の可能性も残っている。竹山は「準決勝からというのは大きなハンデだと思う」と、プレーオフでシードとなる上位2チーム入りへの思いを強め「個人的には、トーナメントが始まっているぐらいの気持ちで準備している」と気持ちを高めた。

 埼玉のバックス陣ではFB山沢拓也(30)が前節から復帰し、WTBマリカ・コロインベテ(32)も復帰間近。竹山は「バック3の激戦が始まってくる。どう自分の味を出してトーナメントの試合に出られるか。今はセレクションだと思っている」とチーム内での競争意識も高めた。

スポーツニッポン

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