【近畿学生野球】奈良学園大が2季連続46度目の優勝 7年ぶり全国切符
2025年5月8日(木)6時5分 スポーツニッポン
◇近畿学生野球 奈良学園大3—1神戸医療未来大(2025年5月7日 南港中央)
最終節3回戦で奈良学園大が神戸医療未来大を下して勝ち点5とし、2季連続46度目の優勝を決めた。全大学から勝ち点を挙げる完全優勝。18年以来7年ぶり22度目となる全日本大学野球選手権(6月9日開幕、神宮ほか)の出場権を得た。
リーグ最多51得点を誇った奈良学園大は、主将で「1番・遊撃」の本間悠人が支えた。2回に同点の中犠飛を放ち、7回には犠打で勝ち越し点を演出。「最高です」。09年秋から15季連続優勝を達成するなどした強豪が、18年春以来の全国切符をつかんだ。
双子同時の全国出場が夢だ。兄の賢人は京滋大学リーグに所属する佛教大の内野手で、同じく主将。昨秋明治神宮大会に出場した。自身は全国未出場で、昨秋から主将を託されてからは、主将の経験が豊富な兄に何度も相談。「個人成績は気にせず、できることをやればええねん」。助言を参考に自己犠牲の大切さを説き、チームに結束力を生んだ。
「兄も必ず優勝してほしいです」。佛教大は現在リーグ2位。双子の夢は兄に託された。 (河合 洋介)