大谷翔平が9回1死から勝ち越しの決勝3ラン 最終回に3点差をひっくり返す…ドジャースは激戦制して連敗阻止
2025年5月10日(土)14時0分 スポーツ報知
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス11—14ドジャース(9日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャースが9日(日本時間10日)、同じナ・リーグ西地区のDバックスとの敵地でのシーソーゲームを制し、連敗を阻止した。26勝13敗で貯金13となった。8—11の9回に3点差を追いつくと、1死一、二塁から大谷翔平投手(30)が右中間に2戦連発12号となる勝ち越しの決勝3ランを放った。
先発の佐々木朗希投手(23)は初回に5戦連続となる被弾&自身初の1イニング2発を浴びるなど、立ち上がりに苦戦して4回0/3で61球を投げて5安打5失点、3四死球、奪三振「0」で降板し、今季2勝目はお預けとなった。最速は97・5マイル(約156・9キロ)、平均球速は94・8マイル(約152・6キロ)。シーズン中の奪三振「0」での降板は、プロ入り後初となった。
佐々木は初回に3失点となったが、味方打線が23歳の若き右腕を援護した。1—3の2回は先頭のE・ヘルナンデスが左翼ソロで反撃を開始すると、大谷がセンターへの適時二塁打で同点。3回には無死二、三塁からパヘスの2点左前適時打で勝ち越しに成功すると、この回一挙5得点で8—3とした。
だが、8—4の5回に佐々木が先頭に四球を与えて降板すると、2番手左腕・バンダが2死満塁からグリエルに同点の満塁被弾。同点の6回には2死満塁からマウンドに上がった3番手・ガルシアが押し出し四球を与え、勝ち越しを許した。
「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は、初回先頭の第1打席では中堅フェンス直撃の二塁打を放ち、7試合連続安打とした。飛距離423フィート(約128・9メートル)。チェースフィールドはセンターだけフェンスの高い独特の球場の作りをしており、米データサイト「ベースボール・サバント」によると、全30球場のうち28球場なら本塁打という当たりだった。1点を追う2回2死一塁の第2打席では、左中間へ同点の適時二塁打を放った。
打線は8—11の9回に先頭フリーマンが内野安打で出塁すると、パヘス、E・ヘルナンデスの連続二塁打で1点差に。マンシーの右前適時打で同点に追いついた。