【大学野球】 中大・三奈木亜星が1安打で1失点完投 Gタウンのマウンドは「投げやすかった」
2025年5月10日(土)19時27分 スポーツ報知
中大先発の三奈木亜星(カメラ・宮崎 亮太)
◆東都大学野球春季リーグ戦第4週第1日▽中大4—1国学院大(10日・ジャイアンツタウンスタジアム)
中大が国学院大に先勝した。先発の三奈木亜星投手(4年=浦和学院)が、1安打1失点でリーグ戦初完投勝利を飾った。
3回表の国学院大の先頭・中西流空左翼手(4年=県岐阜商)に二塁打を打たれ、後続の2本の犠打で先取点を与えたが、これ以外は1人も出塁を許すことなく打者28人で完投した。
「全体的にまとまっていた。ストレートがコースに行き、変化球もいいところに決まっていた」と三奈木。バッテリーを組んだ綱川真之佑捕手(4年=健大高崎)は「構えた所に全部いいボールが来ていた。最高のピッチングでした」とたたえた。
初めて経験するジャイアンツタウンスタジアムのマウンドを味方につけた。「練習の時から投げやすかった。雰囲気もそうですし、マウンドの傾斜や硬さが自分に合っていました」。清水達也監督は「『後ろに投手がいるので、最初から飛ばしてくれ』と言っていた。完投は、あまり考えていなかった」と快投を喜んだ。三奈木は「ずっと先発でやりたくて大学生活を過ごしていた。こういう形で投げ切ったことは自信になります」とさらなる飛躍を誓っていた。