大谷翔平が12号決勝3ラン!3安打4打点で乱打戦勝利に貢献「追いつく過程が素晴らしかった」

2025年5月10日(土)14時2分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース14—11ダイヤモンドバックス(2025年5月9日 フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。9回に決勝の12号3ランを放つなど6打数3安打4打点の大暴れでチームの逆転勝利に貢献した。

 試合後、「なかなかあるような展開でなかったですけど、最後まで皆で粘り強く、諦めずに後ろにつないで、最後は自分で決まりましたけど、それまで追いつく過程が素晴らしかった」と喜んだ。

 本塁打は「特に球種を絞らず甘い球が来たら振ろうと思っていた。コンタクトすることだけを最後は考えていきましたし、本当に同点になるまでの過程が見ていて凄かったと思います」と語った。

 初回の第1打席は先頭で相手先発左腕・ロドリゲスのスライダーを捉え中堅フェンス直撃の二塁打。三進後、フリーマンの中犠飛で先制のホームを踏んだ。

 このフェンスに直撃した打球は飛距離423フィート(約128・9メートル)を計測。チェイスフィールドの中堅は約124メートルだが、フェンスが高いため、惜しくもスタンドインとはならず。“幻の12号”となった。

 2—3の2回2死一塁の第2打席はロドリゲスの2球目、92・8マイル(約149・3キロ)の高め直球を振り抜くと、打球は左中間を破り、一塁走者・ロハスが生還。試合を振り出しに戻した。

 第3打席は3回無死満塁の好機で空振り三振、5回2死の第4打席も空振り三振と2打席凡退した。8回1死の第5打席も右直に倒れた。

 それでも8—11の9回、4連打で同点としなおも1死一、二塁から代わったばかりのトンプソンのスプリットを捉え、右中間へ勝ち越しの12号3ラン。打った瞬間に本塁打を確信し、バットを放り投げてバンザイ。ゆっくりと一塁に歩を進め、ベンチも敵地スタンドも騒然となった。

 12号はヤンキース・ジャッジ、フィリーズ・シュワバーらに並びついに両リーグトップタイに浮上した。また直近5戦4発で39試合目で12本は、シーズン162試合に換算すると49本ペース。今季も量産モードに入った。

 チームは先発・佐々木朗希が立ち上がりに2被弾するなど3失点。それでも打線が相手先発左腕・ロドリゲスを攻め、3回まで毎回得点で8点を奪い、一時8—3と5点差のリードを付けた。

 ところが投手陣が誤算で、8—4の5回に佐々木が先頭・マルテを四球で歩かせたところで降板すると、2番手・バンダが炎上。安打と四球で満塁にピンチを広げ、2死からグリエルに痛恨の満塁本塁打を浴び、一気に同点に追いつかれた。

 6回にはバンダが2死満塁で降板をすると、後を継いだガルシアがスアレスに押し出し四球を与え勝ち越された。8—9の8回には4番手・ベシアがマルテ、代打・グリチェクに連続被弾しリードを広げられた。序盤は元気だった打線も相手2番手・メナの前に沈黙し、4回以降は追加点を奪えず苦しんでいたが、最後に奮起。8—11の9回、先頭・フリーマンから4連打で一気に同点に。そして、最後は大谷が3ランで決勝点を奪い、3時間を超す壮絶な乱打戦を締めた。

スポーツニッポン

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