森保監督、6連勝の首位鹿島・鬼木監督の手腕称える「どうやったら勝てるか伝え、起用で導き出す」
2025年5月11日(日)17時28分 サッカーキング
熱戦となった鹿島vs川崎F [写真]=金田慎平
6万人近くが国立競技場に詰めかけた試合は川崎Fが先制するものの、前半のうちに鹿島が同点とし、後半の田川亨介のゴールで鹿島が逆転勝利を収めた。森保監督は、「一言で言うと熱い試合だったと思います。ピッチ上も、サポーターも熱い戦いをしていたなと。いい試合だったと思います」と評した。
川崎はAFCチャンピオンズリーグエリートの決勝で敗れて帰国してからの初戦となったが、「タイトルを懸けた非常に厳しい国際大会を戦ってきた後なので、体力的にも、メンタル的にも100%に戻すのも難しい中、いい戦い、いいプレーをしていたと思います。特に試合の入りの部分では激しく、厳しく戦うところ、局面の激しさとスピード感のある攻撃は、ACLの戦いで経験してきたことを自然と出そうとしていたのかなと思います。ただ簡単ではない。夢を懸けて戦った後、すぐ100%に戻せと言っても人間なので、そこは難しい中で、皆さんよく頑張っていたなと思います」と、慮った。
一方、逆転勝利で6連勝を飾り、首位を走る鹿島については、「勝負強いと思います。先行逃げ切りもできれば、追いかける展開でも粘り強く戦って、最後は勝ち切るゲームができるところが、本当に力のあるチームの証と思いますし、鬼木達監督は試行錯誤しながら選手の起用を考えていると思いますが、けが人もいる中、どうやったら勝てるかを選手に伝え、起用で導き出すことは本当に素晴らしいことだと思います」と、チームの底力に加え、鬼木監督の手腕を称えている。
【ゴール動画】鹿島vs川崎F