ベッツ 大谷翔平申告敬遠後は4打数3安打7打点 怒りを力に変え打率7割超「感情を解放することが全て」

2025年5月15日(木)16時17分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ ドジャース9—3アスレチックス(2025年5月14日 ロサンゼルス)

 ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が14日(日本時間15日)、本拠でのアスレチックス戦に「2番・遊撃」で先発出場。目の前で大谷翔平投手(30)が申告敬遠で歩かされ、4—3の8回1死一、二塁で迎えた第5打席で意地の2点適時二塁打を放ち、山本由伸投手(26)の今季5勝目をアシストした。

 4—3の8回は先頭のE・ヘルナンデスが左前打で出塁。9番ロハスが犠打で1死二塁を演出すると、大谷の打席でアスレチックスベンチは申告敬遠を選択した。ここでベッツが右中間を破る適時二塁打を放ち、一塁走者の大谷も一気に生還して貴重な勝ち越し点を奪った。ベッツは8回に適時二塁打を放つと、ベース状で大声で吠え、感情を爆発させた。その後マンシーに今季2号となるダメ押し3ランが飛び出し、大谷もバンザイして喜んだ。

 ベッツはこの一打について「ああ、分かるよ。僕も翔平に投げたくない。分かるよ。競争心を持って、感情を解放するってことが全てなんだ」と大谷の申告敬遠に理解を示しつつも、魂の一打に満足げだった。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は自身のXで興味深いデータを紹介。昨季大谷とベッツが打順を入れ替えて大谷が1番に定着して以降、大谷が申告敬遠されてベッツが打席に立った際の打撃結果として「1本塁打、二塁打含む4打数3安打、1四球、7打点」と伝えた。

 打率は実に.750。一発のある大谷を避けても勝負強いベッツ、さらにフリーマンらが控えており、今後も相手ベンチは難しい決断を迫られそうだ。

 デーブ・ロバーツ監督も「彼はそういう場面を個人的に受け止めるタイプです。でも率直に言って、あのときはムーキーの調子を考えると、勝負に彼を選ぶのが正しい判断だったと思います。そういった悔しさが選手を奮い立たせることもありますし、ムーキーはその場面で結果を出してくれました。彼はそういう勝負どころで強い選手です。彼がどれだけ自分に期待しているか、そしてチームにおける役割に責任を感じているかが伝わってきます。ここ数日のバッティングの様子からもわかるように、彼は自分のプレーに対して感情を持って臨んでいます。そういうところが彼の良さで、今日の試合でもそれが見られてよかったです」と振り返った。

スポーツニッポン

「打率」をもっと詳しく

タグ

「打率」のニュース

「打率」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ