審判に大激怒… お前らが退場しろ! 元ヤクルトのロブロ監督が大暴れ「怖っ!」「ヤバいな」猛抗議も判定覆らず… まさかの“逆退場コール”
2025年5月17日(土)12時0分 ABEMA TIMES

【MLB】ジャイアンツ−ダイヤモンドバックス(5月14日・日本時間5月15日)
5月14日(日本時間5月15日)に行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ対アリゾナ・ダイヤモンドバックスの一戦で、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督が激怒し、退場となった場面が話題となっている。
8-6、ダイヤモンドバックス2点リードで迎えたこの試合の8回裏・ジャイアンツの攻撃、2死一塁の場面で、1番エリオット・ラモスの放った打球は、三塁線へと転がる平凡な内野ゴロに。この打球に、サードのユジニオ・スアレスが、三塁やや後方のライン際で追いつくと、そこから懸命に一塁へと送球。しかし送球が逸れたことから、ファーストのパビン・スミスが本塁方向に倒れ込むような形で辛うじて捕球。ベースから足が離れてしまったために、打者走者のラモスはセーフとなったが、実はこのとき、二塁周辺ではアクシデントが起きていた。一塁走者であったクリスチャン・コスが二塁へと向い、ベースを蹴りかけた直後に、二塁ベース付近でほぼ棒立ちの状態となっていたセカンドのジョーダン・ローラーと交錯。状況的にはコスがローラーを突き飛ばしたかのような形となっていたものの、当たり所が悪かったのか、コスはその場で倒れこみ、しばし苦悶の表情を浮かべることに。すると、これを見たファーストのスミスは二塁へと送球。ローラーがこれを受けてコスにタッチし、コスは倒れたままでタッチアウトとなった。
しかしこのプレーについて、すぐさま審判団は協議に入り、その後、一連のアクシデントは、ローラーによるコスへの走塁妨害とみなされ、「2死一、二塁という形でプレー再開」という結論に。すると、この結果にロブロ監督が激怒。ベンチを飛び出し、大きな身振り手振りを加えながら、審判団に対して猛抗議をスタートさせることとなったものの、無論、そう容易く判定が覆るはずもなく、次第に険悪なムードが漂いはじめることに。そして抗議の終盤、怒りのボルテージが上がりきった頃合に、審判がロブロ監督に対して退場処分を下すと、監督の怒りが大爆発。それぞれの審判に対して指をさしはじめたかと思えば、彼らに対して“逆に”「退場」をコール。審判と監督が“お互いに退場コールをしあう”という、前代未聞の出来事となった。
監督による“退場コール”には何ら拘束力がなく、事実上、単なるパフォーマンスに過ぎないため、実際に退場したのはロブロ監督のみだが、この場面にはファンからも「怖っ!」「ヤバいな」「これは面白いw」「まさかの逆退場コールw」「選手が気まずそうにしてるのオモロいw」といった様々な反響が巻き起こることに。
通算41回の“猛者”として知られるニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ブーン監督ほどではないにせよ、これは22回目の退場だという闘将・ロブロ監督。心情的にはわからでもないが、試合中の指揮官離脱はややもすると試合の流れそのものを変えかねない大事であるだけに、くれぐれも節度を持った抗議を心がけて頂きたいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)