名将が大激怒! 審判を“鬼詰め”「スゴいなw」「判定おかしい」 タティス退場にブチギレ→猛抗議で本人が即退場
2025年5月8日(木)11時50分 ABEMA TIMES

【MLB】ヤンキース3−4パドレス(5月5日・日本時間5月6日)
5月5日(日本時間5月6日)に行われたニューヨーク・ヤンキース対サンディエゴ・パドレスの一戦で、パドレスの指揮官、マイク・シルト監督が激怒した場面が話題となっている。
問題となったのは、0-3、パドレス3点のビハインドを追う8回表・パドレスの攻撃、1死一、二塁、打席には今季開幕から絶好調の1番フェルナンド・タティスJr.という場面。そのタティスに対し、ヤンキースバッテリーはすべて外角低め、ボールゾーンへのチェンジアップだけを4球続けて投じることとなったものの、初球スイング、2球目は見送りのボールで迎えた3球目、やはりボール球のチェンジアップであったにもかかわらず、判定はストライク。この1球を当然のごとく見送ったタティスは、球審に対して抗議をしたものの、判定は覆らずにプレー続行。結局、これで気持ちが切れたのか、4球目、同じく外角低めのボールゾーンへと投じられたチェンジアップを、どこか投げやりな様子で空振りし、タティスはアウトとなった。
その去り際、タティスは球審に向って何やら口走ったのだが、ここで球審は待ってましたとばかりに退場をコール。するとこの模様をベンチから見ていたシルト監督は、さすがに堪忍袋の緒が切れたのか、顔を真っ赤にしてベンチから足早に飛び出すと、携えたメモもペンもメガネも放り出し、審判に猛抗議。凄まじい剣幕で身振り手振りを加えながら捲くし立てることに。こちらも即退場となってしまった。この退場劇に日米ファンからは「WTF!」「熱くなれる監督は素晴らしい」「スゴいなw」「完全にキレてるw」「判定おかしい」「シルトさんがこんなにキレるなんて」といった様々な反響が巻き起こることに。
シルト監督といえば、選手としてプロでのプレー経験がないながらも、アマチュア球界での実績を買われて2017年にセントルイス・カージナルスのコーチになると、翌2018年には監督に。2019年には91勝を挙げ、カージナルスを地区優勝に導き、最優秀監督賞を受賞した実績を誇る“アマ球界が産んだ名将”。その理知的で温厚な性格から、選手たちの信任も厚い監督として知られているが、そんな同監督が激怒したかなり珍しい場面であったといえそうだ。
なお、みんなに愛される監督の退場で、選手たちが発奮。この退場劇の後で4点を奪って逆転。4-3でパドレスがヤンキースを下している。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)