重岡銀次朗 判定負け衝撃で意識遠のく…担架に寝かせられ退場、救急車で緊急搬送
2025年5月25日(日)6時40分 スポーツ報知
ペドロ・タドゥランに敗れた重岡銀次朗(カメラ・岩田 大補)
◆プロボクシング ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者ペドロ・タドゥラン(判定)同級4位・重岡銀次朗●(24日、インテックス大阪)
重岡銀次朗(25)=ワタナベ=は、王者のペドロ・タドゥラン(28)=フィリピン=に1—2の判定負けを喫した。
重岡銀が300日ぶりの王座返り咲きに失敗した。コーナーに座って判定を聞いていたが、町田主計(ちから)トレーナー(50)によると「判定を聞いてから意識が遠くなった」という。担架に寝かせられてリングを降り、救急車で緊急搬送された。陣営によると、搬送される時には意識はあったという。
昨年7月に9回TKO負けを喫して王座を奪われたタドゥランとの再戦。重岡銀は相手の左サイドへステップしながら左ボディーカウンターを的確にヒットさせる場面もあったが、タドゥランのプレスを止めきることができなかった。採点は1—2と割れ、ジャッジ1者は8ポイント差でタドゥランを支持。渡辺均会長(75)は「(ジャッジの)見方ですね。銀次朗のボクシングはできていたが、向こう(タドゥラン)も研究しており前回(の対戦)より進化していた」と振り返った。(勝田 成紀)