「判定を聞いてから意識が遠くなった」 敗れた重岡銀次朗が救急搬送 試合終了直後の様子を陣営が明かす

2025年5月24日(土)17時52分 スポーツ報知

ペドロ・タドゥランに敗れた重岡銀次朗は試合後、担架で運ばれ救急搬送された(カメラ・岩田 大補)

◆プロボクシング ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者ペドロ・タドゥラン(判定)同級4位・重岡銀次朗●(24日、インテックス大阪)

 前IBF世界ミニマム級王者で現同級4位の重岡銀次朗(25)=ワタナベ=が、王者ペドロ・タドゥラン(28)=フィリピン=に1—2の判定で敗れ、王座返り咲きに失敗した。ジャッジ2人が115—113、118—110で王者、1人が115—113で重岡を支持した。試合後、セコンド陣が担いで担架に乗せられてリングを降り、救急車で病院に救急搬送された。

 陣営の町田主計トレーナー(50)は、重岡銀の様子について「判定を聞いてから、意識が遠くなった。吐き気があり、病院に運ばれた」と明かした。渡辺均会長(75)は判定について「(ジャッジの)見方ですね。ポイント的には銀次朗のボクシングはできていたが、向こう(タドゥラン)は研究していた。前回(の対戦)より進化していた」と話した。町田トレーナーと渡辺会長も、会場から病院に向かった。

 重岡銀は昨年7月28日、3度目の防衛戦でタドゥランに9回TKO負けし王座陥落。8月に眼窩底(がんかてい)骨折の手術を行い、キャリア初黒星以来10か月ぶりの再起戦に「人生最大の壁だと思っている。乗り越えなきゃいけない」と挑んだが、タドゥランに返り討ちにされた。

  戦績は、重岡銀が11勝(9KO)2敗1無効試合、タドゥランが18勝(13KO)5敗1分け。

スポーツ報知

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