懐疑論を吹き飛ばした“最強の9番”! 打率.452のキム・ヘソンにド軍同僚も衝撃「ショウヘイの前にいるのは心強い」

2025年5月17日(土)18時0分 ココカラネクスト

快進撃を続け、ドジャースを支えるキム・ヘソン。(C)Getty Images

 急転直下で舞い込んだメジャー昇格。その“チャンス”を掴んだ俊英の存在感は高まる一方だ。

 現地時間5月16日に本拠地で行われたエンゼルス戦にドジャースのキム・ヘソンは「9番・二塁」で先発出場。3試合連続のマルチ安打を含む3打数2安打と活躍した。

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 スタートは最悪だった。今年1月にドジャースの一員となったキム・ヘソンだが、開幕前には平均球速がKBOリーグよりも5キロも早いとされるMLBの投手たちにアジャストできず……。「打撃に疑問点がある」としたデーブ・ロバーツ監督をはじめとする首脳陣の判断で、マイナーでの調整を命じられる苦境にあった。

 それでも、「これからも野球を続けなきゃいけない」と現実を受け止めた26歳は腐らずにマイナーで研鑽を積んだ。そしてトミー・エドマンやテオスカー・ヘルナンデスなど野手陣に故障者が相次いだ今月3日にメジャー昇格のチャンスを得ると、そこから覚醒。現地時間5月16日のエンゼルス戦を終えた時点で今季成績を打率.452、出塁率.485、OPS1.066と目覚ましい成績を残している。

 チームで1番を打つ大谷翔平へ攻撃を繋ぐ役割が求められる中で、高い確率で出塁し続け、好機を創出しているキム・ヘソン。「最強の9番」とも称されるブレイクを遂げている26歳には、奇しくもメジャー昇格のキッカケとなった同僚も舌を巻く。

 16日のエンゼルス戦の最中に、米スポーツ専門局『Sports Net LA』のフラッシュインタビューに応じたトミー・エドマンは、「見ていて楽しい。彼は多くのエネルギーをもたらしてくれるし、塁上で大混乱を引き起こす。ショウヘイや上位打線の前に、彼が9番にいるのは心強い」と強調。「僕らにとって大きな貢献者になると思うよ」と白い歯をのぞかせた。

 開幕前には「打てない」「実力が足りない」といった懐疑論もあったキム・ヘソン。そうした逆風を吹き飛ばしたマルチロールの快進撃はいったいどこまで続くだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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