ドジャース・大谷「大谷翔平の日」も...今季初6タコ 警戒「故意ボーク」で三塁進塁も
2025年5月19日(月)1時30分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース9—11エンゼルス(2025年5月17日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷は17日(日本時間18日)のエンゼルス戦で今季初の6打数無安打に終わり、日本選手初の4試合連続本塁打を逃した。ロサンゼルス市が昨年、大谷の功績を称えて背番号17にちなんで「大谷翔平の日」と定めた5月17日。祝砲を放った1年前と違って苦戦した。
珍しいプレーも飛び出した。2点を追う9回1死一塁から二ゴロ。走者として残って二塁進塁後にジャンセンが不自然に投球動作を中断し、ボークで三塁へ進んだ。ベッツを打ち取り、通算455セーブ目を挙げたジャンセンは「故意にボークを狙った。ローガン(捕手オハピー)の位置を(二塁走者の大谷に)見せたくなかった」と説明。サイン盗みを疑われたわけではないが、百戦錬磨の37歳右腕に反撃を断たれた。
大谷が1試合で6度以上打席に立って出塁できなかったのは19年8月30日のレッドソックス戦で“8タコ”を経験して以来、6年ぶり。大谷を除いて先発全員安打の中で珍しくブレーキになり、ア・リーグ西地区最下位のエンゼルスに連敗した。
試合前にはブルペン入りし、23年9月の右肘手術後最多の50球を投げた。球団関係者によると、次は実戦形式に登板する可能性があるという。投球練習後には花巻東の先輩で18日(同19日)に今季初対決するエ軍の菊池にあいさつ。山本や佐々木らも加わり、15分近く談笑した。(奥田秀樹通信員)
≪6打数以上での無安打は2回目≫大谷は先発メンバーで唯一の無安打。1試合で6打数以上での無安打は、エンゼルス時代の19年8月30日レッドソックス戦の8打数無安打(延長15回)以来2度目となった。1試合6打数以上はメジャー11度目。1番に定着したド軍では6度目で、過去5度はいずれも安打をマーク。昨年9月19日マーリンズ戦では3打席連発を含む6打数6安打10打点。史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成した。