メッツ指揮官は6回投げきった千賀を評価「どんどん良くなっていった。堅実な投球だった」
2025年5月20日(火)13時31分 スポーツニッポン
◇インターリーグ レッドソックス3—1メッツ(2025年5月19日 ボストン)
メッツの千賀滉大投手(32)が19日(日本時間20日)、敵地でのレッドソックス戦に先発し、6回5安打3四球5奪三振3失点で今季3敗目(4勝)を喫した。球団記録の連続試合自責2点以下は16戦でストップ。防御率は試合前の1.02から1.43となったが、規定投球回に達して再びナ・リーグ1位、MLB全体3位に顔を出した。
初回無死二、三塁から二ゴロの間に先制点を与え、二死後、5番・ストーリーの適時打でこの回2失点。2回にも2死一塁からデュランの右翼線三塁打で3点目を許したが、その後は3回無死二塁、4回2死満塁のピンチを切り抜けた。5、6回は連続3者凡退に仕留め、ちょうど100球を投げ終えた。
メッツのメンドサ監督は、後半立ち直って6回まで投げきった千賀を「彼は良い投球をしたと思う。(1番のデュランに)ゲームの初球を狙い打たれ、得点を許した。でも、試合が進むにつれて彼はどんどん良くなっていった」と評価。「速球は本当に良かったと思うし、スプリットも良かった。全ての球種をうまく使い分けていた。満塁ではストライクのコールをなかなかもらえなかったが、その後も良い投球を続けた。うまく切り抜け、6回まで投げてくれた。今日の彼は堅実な投球だったと思う」と解説した。
千賀は5回を終えて90球を超えていたが、6回も続投した。千賀が首脳陣を説得したのか、と問われた指揮官は「ずっと彼に“大丈夫か”と尋ねようとしていたんだ。打線が下位だったから、もう1回投げてほしかった」と答えた。千賀がダッグアウトに戻ってきた際、ヘフナー投手コーチに「調子が良ければ、彼にもう1回投げてほしい」と伝え、同コーチからも「もう1回」と言われたそうで「私にとっては簡単な判断だった」と明かした。