魚雷バットは“逆転の発想” 古田敦也氏「長いバットを短く持った感覚」 膨大な凡打データの産物を解説

2025年5月20日(火)19時52分 スポーツニッポン

 テレビ朝日「GETSPORTS」(日曜深夜1・55)が18日深夜に放送され、元ヤクルト捕手の古田敦也氏(59)、同投手の五十嵐亮太氏(45)、館山昌平氏(44)が出演。「現代野球とデータ」について語り合った。

 番組では、ヤンキースが本塁打を量産するなど注目を集めている「魚雷バット」について議論。膨大な凡打のデータを基にヤンキースが開発したことが紹介されると、MCの南原清隆(60)は「逆転の発想ですね」と驚いた表情を見せた。

 魚雷バットは通常よりも先端が細く、芯の位置が手前側に設定されている。現役時代に2097安打を放っている古田氏は、「三振以外では、先で打ち取られるか(手前で)つまり気味のどちらか。手前の方が多い人は芯が手前にあれば良いじゃないかという発想で作られた」と解説。さらに一般的なバットとの飛距離の違いについて「芯までの距離が長いほど遠心力がかかるので(打球が)飛ぶ。芯が手前に来れば来るほど飛ばない」と説明した。その一方で「重心が近くに来ている分、バットが振り抜きやすくなって(スイング)スピードが上がるので実際には同じくらい飛ぶ」との考えを示した。

 実際に素振りして感覚の違いを確かめた南原は「近い」「遠い」としか表現できなかったものの、古田氏から「長いバットを短く持った感覚」と説明されると納得顔。さらに古田氏は「指がグリップにかかっていないと嫌だが、重心を手前にしたい選手に向いている」と持論を述べた。

スポーツニッポン

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