絶好調キム・ヘソンにトレードの可能性?ドジャース投手陣の負傷者続けば「強力なトレード要員」米メディア指摘
2025年5月21日(水)12時37分 J-CASTニュース
大リーグのロサンゼルス・ドジャースの専門メディア「Dodgers Way」(ウェブ版)が2025年5月20日、ドジャースの若手選手の特集記事を組み、キム・ヘソン内野手(26)のトレードの可能性に言及した。
「トレード期限までに大きな動きがあるかもしれない」
記事では、キム、アンディ・パヘス外野手(24)、ダルトン・ラッシング捕手(24)に注目し、「この3選手はメジャーリーグでの経験はそれぞれ異なるが、メジャーの舞台で実力を発揮し始めている」と評価した。
3人の若手を高く評価する一方で、「どの選手の将来も完全に安泰とは思えない」と指摘し、7月末までのトレード期間で、トレード要員になる可能性に言及した。
「ドジャースが現在のペースで投手を負傷により失い続けるなら、この先、トレード期限までに大きな動きがあるかもしれない。もしドジャースが、先発投手をさらに狙うなら、あるいは(3塁手の)ノーラン・アレナド(カージナルス)を獲得する可能性を再検討するなら、パヘス、キム、ラッシングは強力なトレード要員になる可能性がある」
同メディアは、キムに関して「実際に昇格するずっと前から、ファンはキムが大リーグでプレーするのを見たくてたまらなかった」とし、「キムは(トミー)エドマンによく似ているが、同じようなパワーはない」と評した。
大リーグ初スタメンで4打数2安打1打点の活躍
開幕をマイナーで迎えたキムは、5月4日に大リーグ昇格を果たした。ライバルで同じ2塁を守るトミー・エドマン内野手(29)が、右足首の炎症で負傷者リスト(IL)に入ったことで、昇格のチャンスをつかんだ。
大リーグ初スタメンとなった6日のマイアミ・マーリンズ戦では、4打数2安打1打点1盗塁を記録し、チームの勝利に貢献。以降も打撃が好調で、20日時点で打率.400と、高い数字を残している。
キムの処遇に関して、当初、エドマンが復帰した際、キムがマイナーに降格するとみられていたが、昇格後の活躍で状況は一変。球団は、エドマン復帰に際して、ベンチ入り枠を空けるためにクリス・テーラー外野手(34)を自由契約とした。
ユーティリティープレイヤーとして存在感を示すキム。韓国の「逸材」今後に注目が集まる。