「ゴールドグラブを取るよ」Dバックス監督がベッツ称賛「遊撃手らしい姿になった」「困難を乗り越えた」

2025年5月21日(水)10時17分 スポーツニッポン

 ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督(59)が20日(日本時間21日)、敵地でのドジャース戦の試合前にメディア取材に対応。ムーキー・ベッツ内野手(32)に言及した。

 ロブロ監督はレッドソックスのコーチ時代、ベッツを指導していた。ベッツが前例のあまりない遊撃に完全コンバートされたことに「あまり見ないケースだよね。クレイグ・ビジオやロビン・ヨーントみたいな選手を思い出すよ。彼らはその逆、つまり内野から外野に出ていった選手たちだった。ムーキーのように外野から内野、しかもショートへというのは本当に珍しい」と往年の名選手の名前を挙げ、今回のベッツの遊撃コンバートに驚きの表情を見せた。

 そして「でも、もし誰か1人、そんなコンバートを成功させられる選手がいるとすれば、それはムーキーだと思う。彼は非常に意志が強くて、自分の限界や課題に正面から向き合うんだ。これまで僕が見てきた選手の中でも、そういう姿勢では群を抜いている。それが彼の最大の強みの一つであり、彼が優れた野球選手である理由の一つでもある」とレアケースながら、ベッツならば成功するだろうと人間性も含めた魅力を絶賛した。

 続けて「彼は、自分が何を改善しなければいけないのかをよく理解していて、そこに真摯に取り組む」とし、「そして今日、僕は彼にこう言ったんだ。“君はゴールドグラブを取るよ”と。彼自身、それがモチベーションになっていると思う」とゴールドグラブ賞を受賞できると本人に伝えたとも明かした。

 ロブロ監督は「それがいつ実現するかはわからないけど、ここ1年ほどの間、最初は“外野手がショートをやってる”ように見えた。でも今は違う。“ショートがショートをやってる”ように見える」とすっかり遊撃手になったと評価。「今シーズン最初の試合からずっと、そう感じているんだ」とベッツの遊撃の成長に目を見張った。

 だからこそ「彼には大きな称賛を送りたい。あのコンバートは簡単なことではなかったけど、彼は1年以上かけてその困難を乗り越えた。そして今、本当に遊撃手らしい姿になっているんだ」と改めてすごいことをやってのけていると賛辞の言葉を並べた。

スポーツニッポン

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