杉浦悠太「今年も優勝したい」史上9人目の連覇へ意欲 日本プロ

　男子ゴルフの国内メジャー初戦日本プロ選手権は22日から4日間、岐阜・三甲GC谷汲Cで開催される。前回大会覇者の杉浦悠太（23＝フリー）は21日、プロアマ戦に出場し最終調整した。

　岐阜・富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場志野Cで開催された前回大会で、杉浦は史上5人目となる初出場初優勝を飾った。同じ岐阜県のコースで史上9人目の連覇を狙う23歳は「気合が入るし、今年も優勝したい気持ちがある」と闘志をあらわにした。

　今季はショットの調子が上がらず、開幕戦の東建ホームメイト・カップは予選落ち。前澤杯、中日クラウンズも上位に入れなかったが、アジアツアーのインターナショナルシリーズ・ジャパンで復調のきっかけをつかみ、前週の関西オープンでは13位と健闘。19日の全米オープン日本地区予選では36ホールの長丁場を戦い抜きスコット・ビンセント（ジンバブエ）とともにトップ通過を果たした。

　「全米オープン予選でもホールを重ねるごとにいい状態になった。ショットに不安定さがあったけど、思った所に出球が出る感覚が出てきている」と感触は良くなっている。

　コースに関しては「距離があるし、ラフもある。ショットも大事だけど、長いパー3とか乗せるのは簡単じゃないので、ショートゲームも重要。凄く難しいコースだと思う」と警戒感を口にした。

　今大会が終わると、ホスト大会のミズノ・オープン（29日開幕、岡山）、国内メジャー第2戦のツアー選手権森ビル杯（6月5日開幕、茨城）、全米オープン（6月12日開幕、米国）と重要な試合が続く。

　杉浦は「自信満々で全米オープンに行けるように、試合をこなしながら調子も上げて行けたらいい」と自身初の海外メジャーも見据えながら戦いを重ねていく。