「幅が広がっている」山本由伸、投球の明確な”変化”を専門メディアが指摘 ロバーツ監督も「相手を思い通りに操っていた」とご満悦

2024年5月22日(水)18時30分 ココカラネクスト

山本は21日のダイヤモンドバックス戦で渡米後初の100球を投げた(C)Getty Images

 成長の跡を示しながら、確かな結果も残した。

 ドジャースの山本由伸が今季5勝目をあげた、現地時間5月20日(日本時間21日)のダイヤモンドバックス戦の投球内容への称賛の声が伝えられている。専門メディア『Dodger Blue』がメジャー初となる100球を投げ、山本自身2試合ぶりとなる白星を手にしたこの日のピッチングには、過去の登板からの明確な「変化」があったと報じている。

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 現地時間5月21日(同22日)、「ヨシノブ・ヤマモトのピッチングの幅が広がっている」と銘打ったトピックを配信。同メディアは、「4月中旬から、自信のある投球の組み立てがより豊富な投手へと成長した。その証拠は、ダイヤモンドバックス戦でのクオリティスタートだった」と振り返っている。

 その理由としておよそ1か月前での、今季5度目の登板となったメッツ戦では、フォーシーム、カーブ、スプリッター、カッターの4球種を駆使していたと説明。その上で、ダイヤモンドバックス戦ではさらに、シンカーとスライダーが加わり、球種が増えていたと論じている。

 さらに、「月曜日の登板をみると、彼は投球の組み合わせを完全に逆転させていた」と指摘。前述のメッツ戦ではスプリット、カーブが主体だったとする一方で、ダイヤモンドバックス戦ではフォーシームが40球で最も多く、そこに他の変化球を交えていたと綴っている。

 また同メディアは、「速球(フォーシーム)は依然として一流で、スプリッターとカーブは空振りの大半を占める」と得意球のクオリティを称えており、「スライダー、シンカー、カッターに自信が持てればさらに、全体的な使用率は上がるだろう」として、さらなるピッチングの広がりにも期待を寄せた。

 トピックでは、5勝目をマークした山本の投球を評する、デーブ・ロバーツ監督のコメントも紹介している。「スライダーを少し多めに使い、速球には伸びとコントロールがあった。今夜は空振りが多く、相手を本当に思い通りに操っていた」と賛辞を贈っており、「彼はメジャーリーグの投手としてより良くなることに前向きなんだ」として、プレーへの取り組み姿勢への印象も語っている。

 ここ5試合の先発登板で4勝を記録するなど、シーズンが進むにつれ着実にパフォーマンスを上げている山本。今後も、ピッチングを磨きながら、どれだけチームに勝利をもたらすことができるか。大いに楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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