「門脇の守備は坂本よりも俊敏」岐路に立つ坂本勇人の”生きる道”を球界レジェンドが提案「サードを守るのがベスト」

2023年5月23日(火)16時51分 ココカラネクスト

負担の大きいショートに門脇(右)を回し、坂本(左)をサードにコンバートするのがラミレス氏のアイデアだ(C)KenataHARADA/CoCoKARAnext

 開幕直後は不調が続き、スタメン落ちも珍しくなかった巨人の坂本勇人。4月の打率は.197と苦しんだものの、5月は.298と復調の兆しを見せている。しかし、年齢的にもベテランと言われる立場になり、調子を維持しながら長いシーズンを戦い抜くことは難しい。そのため、若手に出場機会を与えることを求めるファンも少なくない。

 実際に坂本は2023年シーズンに結果を残せるのだろうか。現役時代はヤクルトや巨人などで活躍したアレックス・ラミレス氏は自身のYouTubeチャンネルで、坂本の状態についてコメントした。

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 まずラミレス氏は打撃成績に触れ、「決して悪い数字ではない」という。確かに2022年は5本塁打のみに終わったが、現在はすでに6本塁打を放っており、バッティング面ではむしろ上向きと言えるかもしれない。

 次に守備面の話題に移り、「ショートの守備は以前ほどではないが、まだまだ十分やれるレベル」「彼がショートにいれば内野でのリーダーシップを発揮できる」としつつ、「僕は彼がサードを守るのがベストだと思う」と話す。その理由として「ルーキーの門脇は素晴らしい」「動きを見れば門脇の守備は坂本よりも俊敏なのは明らか」と売り出し中のルーキーである門脇誠をショートで、坂本をサードで使うことを提案。続けて、「ヤクルトで宮本慎也選手がショートからサードへ移り、ゴールデングラブまで獲得した」とサードにコンバートした後も変わらず結果を残したレジェンド遊撃手の名前を挙げる。

 そして、「しっかりとした試合前のルーティンを確立し、もう少し長めにバッティング練習をしたり、しっかりウエイトもこなして、今以上に身体のケアを心掛けてほしい」とアドバイスを送った。

 ショートはとにかく負担の大きいポジションであり、そのことが打撃面に与える影響は大きいだろう。“打てるショート”は魅力的ではあるが、坂本の本来の打撃の良さを発揮するためには、コンバートは選択肢として十分考えられる。

 今現在、原辰徳監督は坂本のサードコンバートについてコメントをほとんど出していない。しかし、2015年の開幕前は阿部慎之助の捕手復帰を「99%ない」と断言していたにもかかわらず、開幕早々に捕手として起用するということが起きた。ふとしたタイミングで坂本を急にサードで出場する可能性もあるため、原監督の采配に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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