衰え知らずのフリーマンは「掘り出し物」 36歳での38億円超え年俸は“安すぎる”の声「最高の打者なのに、最高年俸に遠く及ばない」

2025年5月23日(金)17時0分 ココカラネクスト

安定感抜群の活躍を続けるフリーマン。(C)Getty Images

 ドジャースの主砲フレディ・フリーマンは36歳にして意気軒高。むしろ打撃技術は洗練され、存在感は強まっている。

 不断の努力の賜物か。今季も“銀河系軍団”におけるフリーマンの存在価値は高まっている。今シーズンは自宅の浴室で足を滑らせ、古傷の右足首を痛めた影響で一時負傷者リスト(IL)入りし、出遅れた感は否めなかったが、戦線復帰後は絶好調。現地時間5月22日時点で、39試合に出場して打率.368でナ・リーグ首位打者をキープし、OPS1.087のハイアベレージをキープしている。

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 衰え知らずのベテランだけに、現行契約が“安すぎる”のではないかという声も上がっている。フリーマンは22年オフに6年総額1億6200万ドル(約186億円=当時のレート)の大型契約を締結しているが、球界OBからは再評価の意見が飛んだ。

 かつてレッズなどで活躍し、ヤンキースの打撃コーチも務めたショーン・ケーシー氏は、自身のYouTubeチャンネル『The Mayor’s Office with Sean Casey』でフリーマンについて言及。「彼は年齢を重ねるごとに良くなっている。世界でも屈指のハンドリング能力だって持っているのに、彼についてはあまり多くを語られていないと思う」とし、ともすれば“過小評価”されてもいる名手の価値を熱弁した。

「野球界で一番の掘り出し物? それはフリーマンの契約だ。彼の年俸を見てごらんよ。全然違うよ。最高のバッターの一人なのに、最高の選手の年俸に遠く及ばない。彼は自分自身を低く見積もったんだ」

 昨季もワールドシリーズ史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放つなどポストシーズンで勝負強さを見せたフリーマン。足首に重度の捻挫を抱え、さらに肋骨も骨折していた満身創痍の状態で見せた気迫は凄まじいものがあったわけだが、そうした精神力も評価するべきと論じるケーシー氏は、こう続ける。

「フレディ・フリーマンがいなければ、ドジャースもワールドシリーズで優勝していない。それは間違いない。去年の優勝は100%、彼のおかげだ。彼は誰が何と言おうと史上最高の打者の一人だ」

 キャリア通算における選手の貢献度を評価する指標「WAR」で62.7を記録しているフリーマン。そのプレーぶりを考慮すれば、現年俸2700万ドル(約38億6000万円)は「安すぎる」と言えるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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