岡山・木山隆之監督、悔しいドローも18歳MF佐藤龍之介のA代表選出には「あの世代に対するメッセージ」

2025年5月25日(日)18時22分 スポーツ報知

岡山・木山隆之監督

◆明治安田 J1リーグ▽第18節 岡山2—2町田(25日・JFE晴れの国スタジアム)

 岡山は、町田から2点を先取したが後半に追いつかれて勝ち点1を分け合った。木山隆之監督は「2—0から追いつかれての勝ち点1。非常に悔しさが残る結果」と言葉を絞り出した。

 試合開始直後から自陣深くでプレーされ、苦しい時間が続いた。それでも前半26分、FW一美和成の2試合連続得点で先取点を奪う。後半10分には、FW木村太哉がクロスに右足アウトサイドで合わせる技ありシュートで2—0とした。

 しかし後半、町田に両サイドを広く使った攻撃を展開されると、同26分にFW相馬勇紀、35分には岡山でプレーした経験も持つFWミッチェルデュークに得点を奪われて同点。2—2のまま試合は終了した。

 試合後、指揮官は「試合全般でいえば、ある程度想定内。J1で戦い続けていくためには足りないものがある。それを教えてもらうような勝ち点1だったのかなという風には思う」と総括した。“足りないもの”には「3点目取ればゲームは終わっていたのが一番」と話し、「それが叶わないのであれば、風の影響もあるがボールを抑えに行くところは抑えないと。気持ちではサッカーできないけれど、前に押し返していってしっかりゲームを自分たちの方に持ってくるというところも少し足りなかったかなと思います」と本拠で勝ち点1に終わった悔しさをにじませた。

 また、クラブ史上初となるA代表選出を受けたMF佐藤龍之介はスタメン出場して1点目をアシスト。今季育成型期限付き移籍で加入した18歳を、木山監督は「伸びしろを期待して使ってるのではなく、今の現状の中でベストだと思って使っている。彼も非常にポジティブで、どんどん前に進んでいきたいっていう意志が強い」と評価。続けて「彼は分かっているけれど、多分森保監督からあの世代の選手たちに対するメッセージだと思う。出場機会を得て、活躍すれば道が開けるよと。彼だけに対して評価じゃなくて、若い選手に対して奮起を促していくメッセージをしっかりと受け取って、もっともっと頑張っていってほしいなと思います」と、さらなる成長を願った。

スポーツ報知

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