東京ベイ、圧巻のスクラムで猛追許さず 埼玉に勝利 23歳ルーキーコンビが奮闘「弱点がどこかは分かっていた」
2025年5月25日(日)19時36分 スポーツ報知
決勝進出を決め喜ぶ東京ベイのフィフティーンと肩を落とす埼玉フィフティーン(カメラ・頓所 美代子)
◆ラグビー リーグワン・プレーオフ(PO)準決勝 東京ベイ 28—24 埼玉(25日、秩父宮ラグビー場)
レギュラーシーズン(RS)3位で準々決勝を勝ち上がった東京ベイが、RS2位の埼玉に28—24で勝利。接戦を制し、優勝した一昨季以来の決勝進出。フラン・ルディケ・ヘッドコーチは「結果はうれしい。接戦で、引き離して追いつかれてもリーダーの選手達がコントロールしてくれた」とフィフティーンを讃えた。
前半は22—10とリードして折り返したが、後半に連続トライを許すなど一時は25—24と迫られた。圧巻は後半36分からのスクラム。敵陣で相手ボールスクラムを押してボールを奪い返すと、WTBヴァイレアがPGを沈めて3点追加。終了間際にもマイボールスクラムを押して制圧した。途中出場のプロップ為房慶次朗、フッカー江良颯は23歳のルーキーコンビ。「ペナルティを取ればチームの士気も上がるので。颯と取ろうと話していました」と為房。「この前の埼玉戦(3日)でも、どこが弱点かは分かっていたので。そこを突き詰めてやったのが、今回の結果」とうなずいた。
決勝は、昨季王者のBL東京と6月1日に東京・国立競技場で争う。相手は今季RS最多得点で、自チームはRS最少失点と矛と盾のぶつかり合いとなる。江良は「フィジカルバトルで圧倒したい」と、腕をまくった。