【リーグワン】4季連続の決勝逃す 埼玉・坂手主将「この結果の消化は時間がかかる」
2025年5月25日(日)18時21分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部プレーオフ準決勝 埼玉24—28東京ベイ(2025年5月25日 東京・秩父宮ラグビー場)
レギュラーシーズン(RS)2位の埼玉は同3位の東京ベイに24—28で敗れた。埼玉が決勝進出を逃すのは、22年のリーグワン創設年から4季目で初めて。旧トップリーグ最終年を含め、4季連続のファイナル進出が途切れた。
10—22で折り返した後半にWTB竹山、SO山沢京の連続トライで1点差に詰め寄った埼玉。しかしその後はRS最少失点を誇る相手のディフェンスを破れず、最終盤にPGで3点を加えられて敗れた。ロビー・ディーンズ監督は「(アタックの)我慢強さ、精度が少し足りなかった」と淡々とした表情で振り返った。
1点差を追い掛けていた残り5分、敵陣10メートル左中間付近で迎えたマイボールスクラムでは、ボール投入と同時に猛プッシュされ、コラプシングの反則を取られた。このペナルティーで相手にPGを決められ、さらに苦しい状況に追い込まれた埼玉。すでに交代していたHO坂手主将も「しっかり対策していたし、8人まとまって組んだ。でもペナルティーを取られ、ゲームが難しくなった」とうなだれた。
3季ぶりの王座奪還への道は断たれ、31日の3位決定戦(秩父宮)ではRS5位の神戸と対戦する。敗戦直後で心の整理が付いていない様子の坂手は、「この結果の消化は時間がかかると思う。今日と明日、しっかり消化して、来週はまた成長して1週間を過ごしたい」と気持ちの立て直しを誓った。