巨人24歳内野手は「気持ちで打っている」新リードオフマン、タイムリーに、堅守まで「これからのジャイアンツに必要」
2025年5月26日(月)12時56分 ココカラネクスト

増田陸は打席でも粘り強い姿勢を示している(C)産経新聞社
巨人は5月25日のヤクルト戦(東京ドーム)に5−2と勝利。中4日で登板した先発の戸郷翔征が今季7度目の挑戦で待望の初勝利にたどりついた。
【動画】増田陸はこの日も粘りながら、ヤクルト先発アビラからタイムリーをマークした
先発した戸郷はヤクルト打線に粘り強く投げ続けた。3−0の3回には二死から3連打を許し、ホセ・オスナに2点適時打を浴びた。それでも持ち味の直球の質にこだわり、宝刀フォークで空振り三振を奪った。6回7安打2失点、108球の熱投。試合後のヒーローインタビューでは支えてくれた人々に感謝の気持ちを伝えた。
またこの試合では「1番・一塁」で先発した増田陸が2点リードの2回二死二塁の打席でカウント2−2からペドロ・アビラの外角低めカーブを捉え、左前適時打をマーク。貴重な3点目を奪った。
5月21日の阪神戦(甲子園)から大事なリードオフマンを託されており、2番に座る門脇誠とともに、攻撃的1番としてチームを盛り立てている。
ファースト守備でも堅守で知られ、この点でもチームを支えている。
18年ドラフト2位入団、パンチ力ある打撃が持ち味もここ数年は1軍でも出場機会が少なく、背水の2025シーズンでしっかり食らいつく姿勢を示し続けている。
闘志あふれるプレースタイルもファンの好感を高めている。ここまで26試合に出場し、打率.301、2本塁打、6打点。
また増田陸といえば、入団当初から同じ右打者の坂本勇人に師事していることも知られている。今回の活躍にも背番号6のバットを使用するなど、先輩のパワーも借りて輝きを放っている。
ファンの間からもこの日のタイムリーには「この打球の拾い方なんか、坂本勇人そっくり」「気持ちで打っている」「これからのジャイアンツに必要」など応援の声が高まっている。
チームは今季初の5連勝。5月6日に主砲の岡本和真を故障離脱で欠き、オーダーに苦心してきたが、少しずつ戦いの形も見えつつある。何より戸郷の復活勝利がチームに勢いを与えた。今後の戦いぶりも注目されそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]