河原純一も沢村拓一も 巨人の「15」は大勢以前からドラ1守護神の代名詞…背番号物語
2025年5月28日(水)6時0分 スポーツ報知
守護神として活躍した沢村
沢村拓一と大勢を新人王獲得のつながりで取りあげたが、「15」には抑え投手の顔もある。
沢村は11年に200イニング以上を投げるなど先発投手だったが、5年目の15年から救援に転向、同年36Sを挙げると、翌16年は37Sで最多セーブを獲得する働きを見せた。
大勢は、今年こそライデル・マルティネスの加入でセットアッパーの役割を担っているが、新人の22年、開幕の中日戦(東京D)で初Sを挙げると、4月6日の広島戦では史上初となる初登板から7試合連続S。この時点で角三男の持つ球団の新人セーブ記録に並んだ。最終的には37Sで、DeNA・山崎康晃、広島・栗林良吏と並ぶ新人最多タイ記録となった。
加えて2002年、28Sをマークし、リーグ優勝と日本一に貢献したのが河原純一。原辰徳監督が就任とともに河原を抑えに起用したのがズバリ的中した1年となった。
河原は94年、沢村は2010年、大勢は21年のドラフト1位。ちなみに2回前の「15」の項で書いた横山忠夫は71年、次回に登場する山倉和博は77年のドラフト1位。さらに05年の辻内崇伸も高校生ドラフト1巡目で指名された選手だ。