異次元の“50-35”ですら「最低ライン」 予測を麻痺させる大谷翔平の“大打者超え”の可能性を米記者が強調
2025年5月27日(火)7時0分 ココカラネクスト

本塁打を量産し、異次元のパワーを発揮している大谷。(C)Getty Images
大谷翔平が新たな“金字塔”を打ち立てる可能性に注目が集まっている。
現地時間5月25日に敵地で行われたメッツ戦で、相手先発の千賀滉大と対峙した第1打席で5試合ぶりとなる18号をマークした大谷。これで「18-11(18本塁打、11盗塁)」とし、昨季にやってのけた前人未到の「50-50(50本塁打-50盗塁)」には及ばずとも、をふたたび偉業をやってのける可能性が浮上した。
【動画】大谷翔平、千賀からいきなり一発!18号アーチのシーン
ありとあらゆる米球界の記録やデータに精通しているサラ・ラングス記者がまとめたところによれば、現在の大谷は「シーズン55本塁打-35盗塁」ペースを維持。「このままいけば『40-20』達成するのが4度目となり、アレックス・ロドリゲスと並んでMLB史上最多タイとなる」という。
現在、打率.295、18本塁打、11盗塁、OPS1.026のハイアベレージを叩き出している大谷。大打者ロドリゲスの偉業も十分に射程圏と言える。ただ、ラングス記者曰く「50-35」ですらも、「“最低ライン”の話」だという。
「MLBの歴史上『50本塁打-30盗塁』を達成したのは、昨年のオオタニただ一人。このままいけば、2年連続で成し遂げることになります。そして、もし盗塁ペースを少しでも上げることができれば(彼なら十分可能です)、MLB史上初の『40本塁打-40盗塁を複数回記録した選手』となるかもしれません」
今季中の投手としての復帰も目指している大谷。その負荷が影響して、どこまで数字を伸ばせるかは不透明ではある。とくに盗塁数はラングス記者も指摘する通りに減少していく可能性は大いに考えられる。
ただ、これまでもそうであったように、球界の常識や大衆の予想を吹き飛ばすのが、「偉才・大谷」の真骨頂でもある。ゆえに今季も歴史的な何かをやってのけることへの期待をせずにはいられない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「とんでもない当たりだ」千賀滉大の速球を打ち砕いた大谷翔平 驚異の“132キロスイング弾”に米騒然「センガは間違っていない」
- 「信じられない光景だ」敵将も投手・大谷に異例の熱視線! ライブBPで前進した復帰を歓迎「彼のような選手が球界には必要」
- メジャーを席巻する日本人の“技” 元ヤ軍捕手が語る山本由伸らが覚醒した理由「日本は全て理論的。アメリカは球速ばかり」
- “球界の常識”が当てはまらない「投手・大谷」 ド軍首脳陣が熟考し続けるリハビリが示す異能の存在感「完全なる例外だった」
- 「彼はただそこに立っていたので…」197.8キロ“MLB史上最速弾”に同僚も驚愕「あんなに強い打球は見たことがない」