「彼のおかげで大きく成長できました」 公式戦14G14Aと覚醒したMF森下龍矢が退任発表の“恩師”へ
2025年5月27日(火)14時31分 サッカーキング
森下とフェイオ監督 [写真]=Getty Images
26日、2024−25シーズンのエクストラクラサ(ポーランド1部)の年間表彰式が行われ、ミッドフィルダー部門の最優秀選手賞にノミネートされていた森下も参加。同賞にはMFアフォンソ・ソウザ(レフ・ポズナン)が輝き、惜しくも受賞を逃したものの、『Turbokozak賞』という国内で放送されている番組の賞に選出されている。
森下は、サガン鳥栖と名古屋グランパス、日本代表ではサイドバックやウィングバックを主戦場としてきたが、昨年4月に就任したフェイオ監督に中盤やウィングといった攻撃的なポジションに抜擢されると、今シーズンは公式戦14得点14アシストと大活躍。通算21回目の優勝を成し遂げた国内カップ戦でも、決勝戦で1ゴール2アシストをマークしてMVPに選出されるなど、“新境地開拓”がプロキャリアにおけるひとつの転機になったと言えるだろう。
そんな森下は、『Kanał Sportowy』が実施した年間表彰式直前のインタビューに登場。今シーズン限りでの退任が発表された“恩師”について、本気好青年は「フェイオを監督として尊敬しています。だからこれは尊重すべき決断です」と強調しつつ、「彼は僕を選手として大きく変えてくれました。ポーランドに来た当初はサイドバックかウイングバックでしたが、彼の下で“8番”やウイングとしてプレーさせてもらって、相手ゴールに近づきシュートチャンスが増えました。彼のおかげで大きく成長できました。将来、また一緒に働けたら良いですね」と覚醒を促してくれたことを語っている。
ポーランド2年目のシーズンは飛躍の1年となった森下。来シーズンは新指揮官の下でスタートを切るが、このパフォーマンスを継続することができるのだろうか。