大谷翔平が2度目の2戦連続先頭打者本塁打&プレーボール弾 19号でリーグ単独トップ浮上…5月12発目で57発ペース
2025年5月27日(火)7時11分 スポーツ報知
◆米大リーグ ガーディアンズ—ドジャース(26日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地・ガーディアンズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、プレーボール直後だった初回先頭の1打席目に、ガーディアンズ先発右腕のギャビン・ウィリアムズ投手(25)から2試合連続の先頭打者本塁打となる19号ソロを放った。18本塁打のシュワバー(フィリーズ)を上回ってリーグ単独トップに浮上した。
初球だった。ウィリアムズの内角96・5マイル(約155・9キロ)直球を捉えると、打球は右翼席に吸い込まれるように消えていった。打球速度115マイル(約185キロ)、378フィート(約115メートル)、打球角度28度の一発。プレーボールがかかって初球を捉えるプレーボール弾はメジャー2発目だ。
またしても先頭弾を放って見せた。前日25日(同26日)の敵地・メッツ戦では、千賀から18号先頭弾。2試合連続の先頭打者本塁打は昨年6月25、26日(同26、27日)のともに敵地・ホワイトソックス戦以来自身2度目だ。今季5発目、通算17発目の先頭打者本塁打で、メジャー通算600打点の節目も迎えた。
“投手復帰”が打席にも好影響を与えているのかもしれない。前日25日(同26日)の敵地・メッツ戦前には、ライブBP(実戦形式の打撃練習)で登板。23年9月の右肘手術後初めてで約1年9か月ぶりに打者相手に22球を投げ、最速97マイル(約156キロ)もマークした。その後打者として試合に出場すると、先発・千賀から直球を右翼席に運んで先頭打者本塁打。マウンドでは絶えず笑顔を見せるなど登板を楽しんでいるようにも見え「ちょっと最近あまり投げていなかったので、また自分がピッチャーをやっているというのを若干思い出した感じはあるのでよかったんじゃないかなと思います」と話していたが、さすがは二刀流とあって、打撃の状態も上向いた。
5月は23試合目で12発目。5月の月間本塁打数では23年の8本を大きく上回っており、この試合を含めて5試合を残しながら自己最多を更新している。月間12本塁打以上は21年6月(13本)、23年6月(15本)、24年6月(12本)、同8月(12本)、に次いで5度目。月間最多15本も視野に入っている。前日25日(同26日)の試合後には「甘い球をしっかり打てたので、そこはよかったかなとは思う」とうなずきながらも、2打席目以降の凡退を「もう少しどうにかなる打席だった」、「あの打席は悔やまれるかなと思います」と反省も口にしていた。
シーズン54試合目での19号は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、57発ペースとなり、自己最多で2年連続の本塁打王となった昨季の54発を上回るペースだ。4月28〜30日の本拠地・マーリンズ3連戦から9カード連続の本塁打ともなった。
◆大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)
▽18年 22本
▽19年 18本
▽20年 7本
▽21年 46本
▽22年 34本
▽23年 44本★
▽24年 54本★
▽25年 19本
◆5月の年別本塁打数
▽18年 2本
▽19年 3本
▽20年 0本(試合なし)
▽21年 7本
▽22年 7本
▽23年 8本
▽24年 7本
▽25年 12本
◆先頭打者本塁打
▽18年 0本
▽19年 0本
▽20年 0本
▽21年 4本
▽22年 2本
▽23年 0本
▽24年 6本
▽25年 5本