ドジャース・大谷 先頭弾18号!2年ぶりのメッツ・千賀との対決でいきなり2階席へ
2025年5月27日(火)1時30分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース1ー3メッツ(2025年5月25日 ニューヨーク)
ライブBP登板から約4時間半後の午後7時11分。ニューヨーカーからの大ブーイングを受けたドジャース・大谷は、メッツの先発・千賀の94・8マイル(約153キロ)直球を強振。打球速度108・2マイル(約174キロ)、同飛距離411フィート(約125メートル)の当たりは、通称ペプシ・ポーチと呼ばれる右翼2階席まで届いた。
「甘い球をしっかり打てたのでそこは良かった」。日本ハム時代に2本塁打し、シーズンでは2年ぶりの対決だった右腕からメジャー初アーチとなった。
通算16度目の先頭打者弾。今季4本目で、シーズン記録の15本の更新も狙える12本ペースとした。5試合ぶりの18号はシュワバー(フィリーズ)、ジャッジ(ヤンキース)に並ぶ両リーグトップ。年間55本塁打ペースを維持している。
1—3の5回1死一塁では「お化けフォーク」を打たされて中飛に倒れ「もう少しどうにかなる打席だった。ホームランを打てていれば同点にもなったし、悔やまれる」と反省。チームも逆転負けで2連敗を喫した。
ライブBP登板後に「(投球時の)強度が増したことが今夜の試合にどう影響するか。全員が意識している」と話したデーブ・ロバーツ監督は「引き続き注視していく」と慎重な姿勢を示した。体の負担を考慮しながら、今後は試合に臨むことになる。
二刀流の利点は打者として結果が出なくても投手で挽回でき、逆も同様。投打を同時にこなすことで気持ちの切り替えもできる。「投手・大谷」の調整ペースが上がることで「打者・大谷」に相乗効果をもたらすか注目だ。(杉浦大介通信員)