アーセナルのスビメンディ獲得が濃厚に！…交渉は最終段階到達、メディカルチェック実施へ

　アーセナルがレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディを獲得することが濃厚となったようだ。28日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが一斉に伝えている。

　かねてからスビメンディ獲得に向けて動いていたアーセナルだが、選手側およびレアル・ソシエダとの交渉は最終段階に到達している模様。契約解除金の5100万ポンド（約99億円）が提示され、支払い方法に関する合意も成立しているという。移籍に関する書類への署名はすでに完了しており、現在はロンドンでのメディカルチェックに向けた準備が進んでいるようだ。

　移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は今月中旬の段階で、移籍が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go！」を用いてアーセナルとスビメンディが個人合意に達したと伝えていたが、この度改めて「メディカルチェックと契約書への署名を経て移籍は完了する」と指摘。アーセナルの今夏最初の補強となる可能性が極めて高いようだ。

　アーセナルではイタリア代表MFジョルジーニョが2024−25シーズン限りでの退団を表明し、ガーナ代表MFトーマス・パルティとの契約延長も未だ実現しておらず。このままスビメンディの加入が実現すれば、今夏の移籍市場における優先課題の一つだった中盤の戦力拡充が叶うこととなる。

　現在26歳のスビメンディはレアル・ソシエダの下部組織出身で、2018−19シーズンにトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算236試合出場10ゴール9アシストという成績を残しており、2021年6月にデビューしたスペイン代表でも“常連組”に。昨年夏にはリヴァプールへの移籍が有力視されながらも慣れ親しんだクラブへの残留を決断し、今シーズンも日本代表MF久保建英らとともにチームを牽引した。