【タイム結果】スーパーGT第4戦もてぎ 公式練習。CRAFTSPORTS MOTUL GT-RとJLOC ランボルギーニ GT3が最速タイムを記録

　2021年シーズンのスーパーGT第4戦『MOTEGI GT 300km RACE』が開幕した。7月17日9時5分から行われた公式練習、GT500クラスでは3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平が、GT300クラスでは88号車 JLOC ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥が最速タイムを記録している。

　5月29〜30日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される予定だった第3戦鈴鹿が8月21〜22日へと開催が延期されたため、第4戦もてぎ大会は5月3〜4日に開催された第2戦富士以来2ヵ月ぶりとなる、今季3戦目のスーパーGT開催となる。初の7月開催となり、まさに“灼熱”の一戦となる第4戦もてぎ。しかし、9時20分から開始された公式練習は前日の予想よりも低めとなる、気温26度、路面温度31度、湿度62%というコンディションのもとでスタートを迎えた。

　セッション開始から20分のところで、16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの笹原右京が計測9周目に初の1分38秒台となる1分38秒785を記録するも、3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平が計測16周目に1分38秒618を記録して笹原のタイムを上回りトップに浮上する。

　そんななか、セッションも後半に差し掛かる10時30分には気温が31度、路面温度が41度、湿度55％と、路面温度は10度も上昇を見せる。両クラスともに、セッション後半はロングランに注力したプログラムを展開したためか、序盤に記録された平手、元嶋のタイムを上回る車両は現れなかった。

　10時50分から行われた5分間のキャリブレーションタイムを経て、10時55分にGT500／GT300クラスの混走が終了。GT300クラスの10分間の占有走行が開始されると、各車午後の予選を想定したアタックを開始する。

　GT300のターゲットタイムは、セッション序盤から好走を見せる88号車 JLOC ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥が計測18周目に記録した1分48秒217。しかし、占有時間帯でも元嶋のタイムを上回るマシンは現れず、GT300クラスの公式練習トップタイムは、88号車 JLOC ランボルギーニ GT3となった。

　2番手には4号車グッドスマイル 初音ミク AMG、3番手には11号車GAINER TANAX GT-Rが続き、FIA-GT3＆ヨコハマタイヤ勢がトップ3を占める結果となった。

　11時5分からの開始となったGT500クラスの占有走行では、残り2分を切ってから11号車STANLEY NSX-GTの山本尚貴が好走を見せるも、平手のタイムに僅かに及ばず1分38秒622となり、2番手となった。

　11時15分にGT500クラスの占有走行のチェッカーフラッグが振られるも、トップ3号車の平手のタイムを上回るマシンはなく、GT500クラスの公式練習トップタイムは、3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rとなった。2番手には1号車STANLEY NSX-GTが、3番手には16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが続いた。

　スーパーGT第4戦『MOTEGI GT 300km RACE』の公式予選は14時15分から行われる。

■2021スーパーGT第4戦もてぎ GT500公式練習結果（編集部計）

■2021スーパーGT第4戦もてぎ GT300公式練習結果（編集部計）