【タイム結果】ドライアップする路面で小林可夢偉が最速タイム/スーパーフォーミュラ第6戦富士 日曜フリー走行

2022年7月17日(日)9時44分 AUTOSPORT web

 7月17日、決勝日を迎えた2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦富士は、午前9時から30分間の日曜フリー走行が行われた。セミウエットからドライへと路面コンディションが変化し、各車が続々とタイムを上げる展開のなか、小林可夢偉(KCMG)がトップタイムをマークしている。


 予選が行われた16日は雨に見舞われ、予定されていたノックダウン式予選が30分間の計時方式へと変更されるなど、天候に大きな影響を受けた第6戦。決勝日朝も霧と小雨が残っており、午前9時のセッション開始時点では気温22度/路面温度24度で、路面はセミウエット。大半の車両はウエットタイヤを装着し、コースインしていった。


 そんななか、野尻智紀(TEAM MUGEN)と佐藤蓮(TEAM GOH)、三宅淳詞(TEAM GOH)は最初からスリックタイヤでコースに出ていく。


 この時点での優勢はウエットタイヤ勢で、上位は1分31秒台後半から32秒台というラップタイム。2〜3周したところで各車はピットに入り、ウエットからスリックへと履き替える陣営が多く出る。スリックでスタートした野尻も一度はウエットへと履き替えた。


 開始10分過ぎには薄陽も射し、レコードライン上はほぼ乾いてきたようだ。ここでスリックタイヤの佐藤が1分29秒150、同じく三宅が1分28秒334と立て続けにトップタイムを更新したことで、コンディションは完全にスリックとなる。


 ここから各車は大幅にタイムアップしていき、残り10分の段階では1分25秒224をマークした山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)がトップに立ち、三宅、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が続く結果に。翌周には山本が1分24秒814までトップタイムを縮める。


 その背後では続々と自己ベストタイムが更新され、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、山下健太(KONDO RACING)、可夢偉、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、野尻らが相次いで25秒台をマークするなか、残り5分のところで大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が24秒台に入れて2番手となり、TCS NAKAJIMA RACINGのワン・ツー状態となった。


 残り4分を切り、山本は1分24秒751とさらに全体ベストタイムを更新。しかし直後にこれを上回ったのは可夢偉で、1分24秒677という最速タイムをマークした。


 チェッカーが振られるなか、予選2番手の坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が可夢偉に迫る2番手へとタイムアップを果たしている。


 セッショントップは可夢偉で2番手に坪井、3番手は山本。以下、大湯、野尻、松下信治(B-Max Racing Team)と続くトップ6のオーダーとなった。なお、セッション終盤、山下がダンロップコーナーのエスケープでマシンを停めている。


 41周(または75分)で争われる決勝レースは、このあと14時30分にスタートが切られる予定となっている。


■2022スーパーフォーミュラ第6戦富士 日曜フリー走行タイム結果




















































































































































































Pos.No.DriverTeamEngineTime
17小林可夢偉KCMGTOYOTA/TRD 01F1’24.677
238坪井翔P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA/TRD 01F1’24.694
364山本尚貴TCS NAKAJIMA RACINGHONDA/M-TEC HR-417E1’24.751
465大湯都史樹TCS NAKAJIMA RACINGHONDA/M-TEC HR-417E1’24.807
51野尻智紀TEAM MUGENHONDA/M-TEC HR-417E1’25.054
650松下信治B-Max Racing TeamHONDA/M-TEC HR-417E1’25.107
720平川亮carenex TEAM IMPULTOYOTA/TRD 01F1’25.239
819関口雄飛carenex TEAM IMPULTOYOTA/TRD 01F1’25.334
94S.フェネストラズKONDO RACINGTOYOTA/TRD 01F1’25.410
1055三宅淳詞TEAM GOHHONDA/M-TEC HR-417E1’25.461
1153佐藤蓮TEAM GOHHONDA/M-TEC HR-417E1’25.494
1212福住仁嶺ThreeBond Drago CORSEHONDA/M-TEC HR-417E1’25.523
1314大嶋和也docomo business ROOKIETOYOTA/TRD 01F1’25.596
1437宮田莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’STOYOTA/TRD 01F1’25.604
153山下健太KONDO RACINGTOYOTA/TRD 01F1’25.649
1639阪口晴南P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA/TRD 01F1’25.783
1718国本雄資KCMGTOYOTA/TRD 01F1’25.842
186大津弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA/M-TEC HR-417E1’25.883
1915笹原右京TEAM MUGENHONDA/M-TEC HR-417E1’26.099
205牧野任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA/M-TEC HR-417E1’26.107
2136G.アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’STOYOTA/TRD 01F1’26.326


※リザルトは編集部集計

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