ハンガロリンクで18インチタイヤのテストを実施。ラッセルがメルセデスF1から参加へ
2021年8月3日(火)14時39分 AUTOSPORT web

メルセデスは、ハンガロリンクで行われるピレリの2022年型18インチタイヤテストにジョージ・ラッセルを起用する。テストにはフェラーリとマクラーレンも参加することになっている。
メルセデスのテストをラッセルが行うことは驚きではない。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスはふたりとも夏季休暇に入ったのだ。またラッセルは、来シーズンにメルセデスへ移籍すると予想されており、その正式発表は8月末にスパ・フランコルシャンで開催される第12戦ベルギーGPの頃に行われると見られている。
8月3日(火)にブダペストのコースに出るのはラッセルだけではない。他にはマクラーレンのランド・ノリス、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがおり、また、ザウバーのジュニアドライバーでFIA-F2参戦中のテオ・プルシェールがアルファロメオのテストを行う予定だ。
ラッセルが前回メルセデスで走行したのは、昨年サクヒールGPでハミルトンの代役を務めたときのことだ。ラッセルはサクヒールGPで優勝目前だったが、ハンガリーもラッセルにとって特別な思い出となっている。彼はこのサーキットで2017年に初めてメルセデスのマシンをテストしたのだ。
ラッセルはまた、ウイリアムズで初ポイントを獲得したパフォーマンスを胸に刻んでテストに臨む。ハンガリーGPでチームメイトのニコラス・ラティフィが8位、ラッセルは9位に入賞したのだ。2位でフィニッシュしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が技術規則違反で失格となり、アストンマーティンが上訴の意思を示したためリザルトは暫定扱いとなっていたが、FIAは8月2日に決勝リザルトと選手権ランキングの修正版を発表し、ラティフィは7位、ラッセルは8位とひとつ順位が繰り上がっている。