レッドブルF1代表、全チームが新コンコルド協定に合意すると確信「この数日で協定が締結される」

2020年8月11日(火)12時0分 AUTOSPORT web

 レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、メルセデスを含むすべてのF1チームが、F1の新コンコルド協定を8月12日の期限までに締結するだろうと確信している。


 非常に重要なこの協定は、F1の将来における商業、財政、運営面を規定しており、2021年から数年にわたって各チームとF1を結びつけるものだ。


 しかしながら8月7日、メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは協定に含まれるいくつかの条項について、いまだ合意に至っていないことを明らかにした。しかし、行き詰まっている点については明かさなかった。


 またウォルフは、F1に成功をもたらした貢献に関して、メルセデスはフェラーリに比べて過小評価されていることに不満であると暗に示した。フェラーリはF1の参戦に歴史があることで毎年多額の支払いを受けており、特定の状況では規則に対する拒否権を持ち合わせている。


 一方でフェラーリとマクラーレンは12日に協定を締結する準備ができており、新協定を完全に受け入れると主張している。


 そしてホーナーは、次週にすべてのF1チームが最終的に新コンコルド協定を締結すると確信している。


「もうあと数日の話だと思う」とホーナーは語った。「すべてのチームがどこかの時点でサインをするだろうと予想している」


 ホーナーはおもにF1の元最高権威者バーニー・エクレストンの時代にコンコルド協定の交渉を経験してきたが、「今回は以前とは異なる経験だった」と認めている。


「協定はその内容がすべてだと思う」とホーナーは語り、「内容はチームとプロモーターとの間で機密事項になっている」


「大局的に見て、協定は多くの点における提携関係として見なければならない。我々は、リバティメディアがF1にできるだけ多くの収益、関心、メディアを引きつけることを必要としている。そうしたことから最終的にはチームとすべての関係者が利益を得るだろう」


「こうした事柄については、少し全体的な見方をしなければならないだろう。ほしいものがすべて手に入ることはないのだ。この数日で新コンコルド協定が締結されることを確信している」

2020年F1第5戦70周年記念GP ホンダF1山本雅史マネージングディレクター(左)、クリスチャン・ホーナー(中央)、ヘルムート・マルコ(右)


AUTOSPORT web

「レッドブル」をもっと詳しく

「レッドブル」のニュース

「レッドブル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ