予選22番手の中上貴晶「トリッキーな条件で、ベストタイムを出すことができなかった」/MotoGP第14戦サンマリノGP予選
2022年9月4日(日)10時29分 AUTOSPORT web

9月3日、2022年MotoGP第14戦サンマリノGP MotoGPクラスの予選がイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は22番手となった。
午前のフリー走行3回目は、ドライコンディションで行われ、中上は初日のベストタイムをわずかに更新し、1分32秒506をマークした。そして、セッション終了間際には3コーナーで転倒を喫してしまい、そのまま18番手で終えた。
Moto3クラスの予選の時間帯に小雨が降り始め、その影響でフリー走行4回目も難しいコンディションとなったが、ライダー全員が終始スリックタイヤで走行を行っていた。中上もフロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトタイヤのスリックタイヤを履いて1分33秒140を記録し、トップから0.845秒差にの16番手となった。
予選Q1も変わらず不安定な天候が続いたが、ドライコンディションでスタートした。しかし、セッション後半には所々に雨が落ち始めるところもあったが、中上は終始スリックタイヤでアタックを行った。難しいコンディションのなか、完ぺきなアタックができず、1分33秒484の12番手で終え、決勝は22番グリッドからのスタートが決まった。
初日はセッティングに苦しみ、2台の異なるセッティングのマシンで方向性を見極め、2日目は1台のマシンに集中して立て直しを図った中上だったが、2日目は不安定な天候と路面コンディションに苦戦を強いられる結果となった。22番手と後方からの追い上げとなるが、決勝までにどこまでマシンを仕上げてレースに挑むことができるだろうか。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選22番手)
「厳しい日でした。FP3ではマシンを改善しようと努力しました。その結果、何カ所かでライディングを改善することができましたが、アタックラップでは一周をうまくまとめることができませんでした。Q1は最初のコースインのときに雨が少し降っていました。トリッキーなコンディションで、ベストタイムを出すことができませんでした」
「ポジションはかなり後方ですが、このサーキットは好きなコースです。決勝ではいいスタートを切って、最高のパフォーマンスができるようにがんばります」