CB補強を目指すレアル、バレンシアの19歳DFに関心か…契約解除金は約72億円?
2024年9月21日(土)12時57分 サッカーキング
レアル・マドリードは今夏の移籍市場でU−23フランス代表DFレニー・ヨロの獲得を目指していたが、マンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦に敗れて失敗に終わった。結局新たなセンターバックを獲得せず、グラナダへのレンタルから復帰したヘスス・バジェホはあくまでも数合わせ。オーストリア代表DFダヴィド・アラバが負傷離脱中のなか、17日のチャンピオンズリーグ・グループフェーズ第1節シュトゥットガルト戦では、右サイドバックのダニ・カルバハルがアントニオ・リュディガーとセンターバックを組んだ。
リュディガーが31歳、アラバが32歳と高齢なこともあり、レアル・マドリードのプランは変わらず、若く有望な選手をターゲットとしている。そこで、身長192センチメートル、左サイドバックでもプレーできるユーティリティ性を備えた左利きのセンターバックであるガシオロフスキに注目しているようだ。
ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持つガシオロフスキは、2005年1月12日にスペインで生まれた。2012年にバレンシアの下部組織に入団し、2022年8月にプロ契約を締結。2023年10月にトップチームデビューを飾り、これまで公式戦通算18試合に出場している。なお、現行契約は、ガシオロフスキが公式戦20試合に出場したタイミングで2027年夏まで自動更新されるようだ。
世代別のナショナルチームはスペインを選択。U−19スペイン代表ではレギュラーとして活躍しており、今夏に行われたU−19欧州選手権の優勝に貢献した。
スペイン紙『アス』によると、ガシオロフスキの契約解除金は4500万ユーロ(約72億円)に設定されているようだ。ただ、ヨロの移籍金を出し渋ったレアル・マドリードは、契約解除金よりも低いオファーを提示するだろうと同紙は予想。また、バレンシアが契約解除条項を引き上げるために同選手との契約延長を急ぐ可能性も指摘している。