アルピーヌ代表、2025年シーズンのスタートが進歩の指標になると主張「優れたマシンの作り方を忘れていない」
2024年10月17日(木)7時0分 AUTOSPORT web

アルピーヌF1のチーム代表オリバー・オークスは、チームが2024年の惨憺たるシーズンをほぼ諦めたことを認め、2025年こそがチームの進歩における真の指標となると主張した。
アルピーヌは今年はずっと足場を固めるのに苦戦してきた。最近は成績不振が続いてウイリアムズに後れを取り、現在はF1のコンストラクターズ選手権で9位と低迷している。2024年型マシン『A524』は期待外れで、今後のアップグレードが約束されているにもかかわらず、オークスは短期的な進歩がチームの運命を劇的に変える可能性は低いと明言した。
「今年、大きな進歩をもたらした人々がいる」と、オークスが説明したと『formu1a.uno』が報じた。
「機能しないものを持ちこんだ人々もいる」
「そのため、実際に導入してそれがどのように機能するかを見なければならないと考えている。何をもたらしたいのかということから数字がわかる。結局のところ、それはトラックにも反映されなければならない。現時点では、今から年末までに劇的に変わるものは何もない」
「本当の旅は、我々がこれら次の段階をどう乗り越えていくかということだと思う。実際のところ、来年のスタートがそれを示す本当のバロメーターになると考えている」
「我々は懸命に取り組む必要があるし、優れたレースカーの作り方を忘れてはいないから、私は間違いなく自信を持っている。しかし結局のところ、我々の今の状況において改善する必要があることはわかっていると思う」
アルピーヌの不調により、ピエール・ガスリーとエステバン・オコンは、パフォーマンスの向上という点ではさほど貢献していない競争力のないマシンと格闘しており、フラストレーションを感じている。両ドライバーともプロフェッショナルな姿勢とモチベーションを保っているが、状況は理想からは程遠い。オークスは、今シーズンにふたりが直面した課題について認めた。
「私の観点からすると、彼らはふたりとも一緒に仕事をするのに適した人物で、非常にプロフェッショナルだ。彼らの意欲についてはまったく心配ない。彼らも私と同じように、明らかに苛立っていると思う。日曜日に、その時点で戦う対象が何もない状態でクルージングしていたくはないものだ」
「しかし実際に、今から年末までの間に、何らかのパフォーマンスの向上があることはわかっていると思う」
「実際に目にされていることは、我々の意見とは少しずれているということだと思う。それが私の見解だ。シーズンの初めから、我々は持ち込むものが遅れていたと思う。そして、他のチームが持ち込んだものによって、少々ずれが生じてしまった」
「今から年末までに、少なくとも多少のパフォーマンス改善がなされることを示すことができればと願っている」
オークスはまた、コンストラクターズランキング8位をめぐるウイリアムズとの進行中の戦いについては重要視しておらず、チームの野望はその戦いをはるかに超えていると説明した。
「グリッドの最後尾にいると、大きな戦いだとは言いたくないものだ。しかし結局のところ、バクー以降、我々は戦いで劣勢に立たされていると思う。そして、間違いなく目標は、それをアブダビまで継続してできれば取り戻すことだ」
「しかし、それは本当に焦点を当てたい戦いではない。我々は我々自身に集中する必要があるが、現時点では十分ではない」
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