「西武は出ていっても次が育つ」金村義明氏が見る西武「FA戦線の行方」と来季のチームの戦い方
2022年10月28日(金)11時0分 ココカラネクスト

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今年も白熱した争いが繰り広げられているプロ野球日本シリーズ。
一方、その裏ではこちらも熱い「ストーブリーグ」から目を離せない状況だ。
今季は阪神、広島、ロッテ、西武の4球団が指揮官の退任を発表。既にそれぞれ後任監督も発表されている。
今回はその中から西武について、球界レジェンドで現役時代は近鉄等で活躍した金村義明氏が、今後の見解について語った。
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今季まで指揮をとった辻発彦氏に代わり、新監督に就任した松井稼頭央氏。
松井氏の就任については「既定路線」と、想定内だったという金村氏。
監督が変わるとチームの方針や軸となる作戦等変わることが多いが、その点、金村氏はどのように見ているのだろうか。
「西武は監督が代わってもずっと同じような野球をやると思います。稼頭央と言えばトリプルスリーのような男ですし、足を絡めるような野球もやりたいでしょうけど、今年は特にピッチャー陣が頑張ったから上位にいけたというのはありましたからね。
秋山が抜けてから大雑把なエラーが多く、中村や山川がブンブン振り回すようなイメージがついてしまっていましたから。なので、緻密な野球になっていくのかなとは思います。鍵を握るのは平石ヘッドコーチでしょうね」
そんなライオンズだが、やはり気になるのは、FA選手の行く末だ。
今季は外崎、森のFA権を行使するかが注目されていた。
既に外崎は残留を表明。残るは森となるが、金村氏は森の動向についてこのように見ているという。
「森は出て行くんじゃないですかtね。西武はどんどん出て行きますからね。ただ、西武は出て行っても次が育つんですよね。そういう土壌があるといいますか。稼頭央が出て行った次には中島(宏之)や片岡が育ったりね。あとは来季から監督・ヘッドコーチ共にPL出身なので大阪桐蔭(出身)は出ていかないといけないとかあるんじゃないですか(笑)」と冗談交じりに「珍説」を語る場面もあった。
オフシーズンもまだまだ目が離せないプロ野球。今季FA市場目玉の1人でもある森の決断にも注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]