オリックス・山本由伸6回途中7失点KO 指摘された「異変」とは

2023年10月28日(土)23時27分 ココカラネクスト

山本は6回途中7失点KOとなった(C)Getty Images

 無双エースに何が起こっているのか。

 「SMBC日本シリーズ2023」第1戦(京セラドーム大阪)が10月28日に行われた。

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 オリックス先発は今季もノーヒットノーランを達成するなど球界を代表するエース、山本由伸。序盤からランナーを出しながらも無失点に抑えていた山本が阪神打線につかまったのは5回だった。

 この回先頭の佐藤輝明にヒットを許すと、続くシェルドン・ノイジーの打席の初球に佐藤輝に二盗を決められてしまう。盗塁とタッチアップで一死三塁の形を作られると、ここでこの日、「7番・DH」で先発出場していた渡邉諒に初球をセンターに運ばれ、先制点を許す。

 尚も阪神打線の勢いは止まらない。続く木浪聖也にもヒットが飛び出し、なんとか2アウトまで持ち込むも今度は上位打線、1番・近本光司、2番・中野拓夢に連続適時打を浴び、5回に一挙4失点のビッグイニングを作られた。

 山本は6回にも二死一、三塁から木浪、坂本誠志郎に連続適時打を浴び、この場面で中嶋聡監督も交代を告げた。6回途中10安打7失点で降板。7失点は自己ワーストタイともなった。中継のNHK—BS1で解説を努めた梨田昌孝氏もこの日の山本の不調の要因には、5回先頭の佐藤輝に安打を許し、その後、すぐさま二盗を決められたことでリズムを崩したこと、また持ち球の一つであるカーブをうまく使えなかったことで緩急をうまく使えず、投球の幅を狭めたことなども要因に挙げた。

 山本由伸のポストシーズンといえば、先のCSファイナルでのロッテ戦においても7回5失点と崩れ、〝らしくない〟姿を見せていた。今回も大量失点、2試合連続のKOと厳しい結果となった。

 過去2年の日本シリーズ登板でも勝ち星つかず、「3年目の正直」が注目されていた。レギュラーシーズンでは3年連続の4冠達成と球界を代表する右腕に果たしてリベンジの機会は回ってくるのか。今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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