KO防衛なら世界歴代最多記録 井上尚弥「KOで終わらせないといけない試合」

2025年5月3日(土)8時33分 スポーツ報知

ラモン・カルデナス(右)と約17秒間フェースオフを行った井上尚弥(カメラ・勝田 成紀)

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥—ラモン・カルデナス(5月4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T—モバイル・アリーナ)

 【ラスベガス(米ネバダ州)2日(日本時間3日)=勝田成紀】世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が、WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29)=米国=との防衛戦へ向けた公式会見に臨んだ。

 KO防衛を果たせば、伝説のヘビー級王者ジョー・ルイス(米国)を抜いて、歴代単独最多の世界戦23KO勝利となる。全階級を通じて最多の世界王座25連続防衛を誇る「褐色の爆撃機」ルイスの記録更新について、会見後に取材に応じた井上は「記録にこだわってKOするわけではない」と強調した上で「この試合っていうのは、自分の中ではKOで終わらせないといけない試合だと思っている。記録のためではなく、自分自身のためにそういった試合内容を作っていきたい」。ボクシングの聖地・ラスベガスのメインイベンターとして、KO決着を自身に課した。

 ここまで世界戦24戦全勝22KO。世界戦KO率は驚異の92%を誇る。

 「過去の試合を振り返れば、自分のファイトスタイル的に世界戦でのKOが難しいという風には見えない。だからどんな相手であろうが、そこは(KOを)狙っていきたい思いはあります。その中でしっかりとポイントを加算していって勝たなきゃいけない試合も出てくると思うが、今回はそうではなくて、しっかり見せ場を作りたいなと思っています」

 これまでフリオ・セサール・チャベス、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、サウル・アルバレスらがビッグマッチを行ってきたメキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ(5月5日)」ウィーク。今年は井上が“世界新記録”で締めくくる。

スポーツ報知

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